日本人はゾンビ

①日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
②前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

ここから、どうやって自衛隊といふ軍隊を持てるんでせうか?
自衛隊は違憲です。
わたしが正当防衛をするために洋弓を持ち歩くと、警察に捕まるみたい。国連さん、自衛隊も捕まへて。
自衛のための武力なんてあり得ない。わたしが正当防衛をする時だって矢は相手の胸に打ち込む。矢で矢を打ち落とすなんて芸当は無理。
戦争しないための軍隊って、もう意味不明。
戦争しないためなら、軍備の廃棄しかない。
誰も刃物を持ってなかったら、刃傷沙汰は起きない。

自衛隊はどこから見ても違憲。それに目をつぶって、生活が向上すれば他のことはなんでもいい、と日本人が決めたのが1970年前後。

その後は、バブル経済までウハウハでした。
今は失はれた20だか30年だか、とにかく、またウハウハの成長経済を取り戻して欲しいと政治家に懇願する日本人たち。
物価の安さはそのままに、賃金だけを上げて欲しい。
お金のことだけ、自分のことだけ。
そのことを「子供たちの未来のために」と言へてしまふ自己欺瞞。

自衛隊を違憲だと認めて、憲法といふ名の占領基本法(占領期間に憲法を制定しても無効)を廃棄しなかった日本人は、その時に国家の魂を死なせた。
軍備は、国家の魂。
今の日本人は、国民としては、みんな、ゾンビです。
もしくは個人。
国家の魂なんて死んでもいいといふのが、個人。

個人もゾンビも同じ匂ひがする。
腐ってるみたいなへんな匂ひ。
お互ひにさうだから、誰も不快に思ってない。
みんな、それでいいんだから、それでいいですね。

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