読書感想と思案考察

#タロット解釈大事典
から、一部引用して始めよう。今日もよろしく頼む。

【愚者】【女帝】
「愚者はこれまでの世界から出ていき、異界に入ったのだから、そこから持ち込んだものを女帝が生み出すとなると、古い環境の中にない異質な種を孕んで、この世界に持ち込むということになります。」

これまで環境が当たり前としてきたあらゆるものを超えて新しいものを生み出そうとする働きのため、試行錯誤しなければならないのはわかる気がする。
リフレッシュされた頭で、全く誰も見たことのない異質のアイディアや思考を孕むとき、産んでもいい(発表してもいい)のだろうかと試行錯誤するだろう。
これまで無かったものを世界に新生させるとき、色々な反応が来るだろう。
だが生産することは止められないのである。
次々と浮かんでくるそれらは書き留めなければ消えてしまうものかもしれない。
夢の中でアイディアを貰うこともそれだろう。
あらゆる物質次元や通例を超えて、肉体の外へ飛び出した意識が持ち込むメッセージ。
地上の解釈では完全に受け取ることはできないだろうが、一言二言でもいい。
キーワードが残るといい。
日常生活ではなかなか異界との接触は珍しいから、松村潔先生の好きな体脱とか精神宇宙探索も愚者のカードが表してるかもしれない。
私がそういうものに期待しているのも、女帝のカードが表すような異界の不思議なものを妊娠してしまうというストーリーだったりしてね。
作っては壊す試行錯誤の中で次第に現れてくる形は、全くなんの概念にも支配されない空間の中での出来事。
なんの縛りもない時空間でものを生み出すことは怖いんだろうか。
宇宙の創造を思うと、なんの意図もないというのは有り得ないから、あらゆる可能性を孕む時空間の概念を作っては壊してしたのだろうな。
完全に妄想だが、物質次元としての宇宙が生まれる前の段階もあっただろう。
話は逸れるが、私はビックバン説には反対だ。
広がる宇宙と収縮する宇宙、どちらもあって当然なのだから、爆発によってでしか生まれないというのはナンセンスだと思う。
芸術は爆発だと言ったのは誰だっけ。
確か牡羊座の人だった気がする。
話を戻すが、仮に宇宙が生まれる段階が「愚者」と「女帝」だったとして、その前の「女教皇」は創造の選択。
「魔術師」は意図の段階である。
物理的に現れる前に選択された可能性は、ひとつであったわけがないのだ。
だから、1000億以上もの銀河のある我々の住む宇宙以外に、たくさんの宇宙が存在していてもおかしくない。
そこではあらゆる物理法則も違っていたりするのだろうか。
原理原則の違うタロットはこの世界では生まれないだろうな。
つい盛りあがってしまうが、私は宇宙が好きだからこういう話をしている。妄想が含まれているのは百も承知だ。
ご了承願いたい。


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