正しい選択

意味のない行動をしてる人が好きだ。
人生の楽しみ方を知っている気がするから。
もっといえば、自分を持っている気がする。

でも意味のないことなんてないとも思う。
鼻でリコーダーふいたり、尻でハーモニカ吹いたり。
そんなくだらない遊びしてる人が大好き。
人生に退屈しなさそう。最高に好きだ。
言いたいのが意味のないことこそ楽しいんだからそれって意味のあること。

誰かにとっては小さい何かでも別の誰かにとっては大きい何かだったりする。

今日、退部連絡をグループに送ったらなんも関わりなかった後輩から丁寧なお礼のラインがきた。礼儀正しすぎて、いい子過ぎて私もいつかこうなりたいと思った。それと同時に去年学校でハンカチを落としたときに、本当になにも知らない女の子がダッシュして渡してくれたのを思い出した。もらった優しさを大事にしたい。

いま印象深いことは人に優しくされた時のこと。
傷ついた経験もある意味では思い出しやすいけれど、
嬉しい出来事があったときに、そういえばこういう嬉しいことあったなあってつながって思い出せるのはやっぱり同じ感情の出来事。
落ち込んでるときには悲しい考えばっかりが浮かんでくる。無理やりたのしくしようとしても難しかったり。だからそのままでいいんだと思う。
嬉しいときはその嬉しいに浸ればいいし、悲しいときにはそれに思う存分浸かればいい。人間ずっと同じ感情でいられないし、いつかはその時の自分を笑い飛ばしてるかもしれない。

意味のないことなんてないし今生きてるここすべてに意味がある。
あなたにとっての苦しい何かはだれかにとっての希望かもしれない。
こう考えることは許すことで甘いかもしれない。ただの綺麗事だし耳タコだし聞きたくないことかも。正解なんてなくてあるのは多数か少数か。生きるためにはしかたない。だからこそ私は意味のないことを自分の感じる正しいことを選べるようにする。