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【リアル英語6】素敵なカップルの誕生?初デート後に音信不通になった彼に、理由を聞いてみたら…

あなたにゴーストされた理由 Vol.6
(※「Marcus & Corey ON DEMAND」“Casper the Friendly Radio Host”より)

この話は、アメリカ西海岸のベイエリアで流れるラジオ「Star 101.3 /Marcus & Corey ON DEMAND」の“SECONDE DATE UPDATE”という、『1回目のデートの後に音信不通にしたのはなぜ?』と、電話で直接相手に聞いちゃうアグレッシブなコーナーの内容を元に、小説風に創作して紹介しています。

小説の後に、元のポッドキャストのリンクと解説・感想、英語のメモもあるので、ぜひ英語のヒアリングとして聴いて、下記参考にしてみてください。

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画像:Unsplashより

相談者:女性目線

「ショック…、連絡が返ってこない…」

先日デートをした彼とチャットのやり取りをし、次のデートについて聞いてみたが、返事が来なくなった。

彼とはデートアプリのPlenty of Fishを通して出会い、初デートをしたばかりだ。

写真も素敵だったし、プロフィール欄も端的で、とても好印象だった。

チャットをやり取りした感じも、ガツガツしていなくて、余裕のある感じがする。

しばらくチャットで連絡を取り合った後、私たちはBerkleyでランチを取ることにした。

でもその日、私のテンションは高くはなかった。

同居している母が認知症を患っているため、私はずっと彼女の介護をしている。

その母と、朝から色々とやり合った。

デートだからとおしゃれをした私の服装にまで文句を言われ、とてもやりきれない思いだったのだ。

− せっかくの初デートなのに、最悪…。

何とか気持ちを取り戻して、待ち合わせ場所へと向かった。

でも、彼を見て「今日来てよかった」と思えた。

ハンサムな顔立ちに、筋肉質な体つき、そして爽やかな笑顔。

彼は明るい雰囲気をまとっており、ウィットに富んだ会話で終始私を楽しませようとしてくれたのだ。

デートはとてもスムーズだったし、何より私と彼はとても相性が良い、と確信した。

それなのに…。

今の生活に差し込んだ、太陽の光のような彼の存在を、私はどうしても諦められなかったのだ。


画像:Unsplashより

回答者:男性目線

「次のデートか…。どうするかな…」

僕は何となく気が重くて、そっとスマホを置いた。

彼女はとても素敵な女性だった。アプリで見つけた時、魅力的ですぐに惹かれた。

初デートだから、警戒心をもたれないためにも、ランチデートにした。

実際に会ってみても写真で見た通りの魅力的な美人で、会話もすごく弾んだ。

初めは緊張しているのか、少し彼女のテンションが低かったけれど、話すうちに彼女も楽しそうに、よく笑ってくれた。

でも、何というか、僕がミスを犯してしまったのだ。

彼女はその日、カーキのパンツにニーハイブーツを合わせていて、とてもよく似合っていた。

それで褒める代わりに、少し冗談を言ってみた。

「これから乗馬しに行くの?」
「…。」

ウケを狙ったつもりが、彼女の表情を見て、やっちゃったと気がついた。

気まずい空気が流れ、僕は何とか話題を変えたけれど、彼女の返事は少なくなり、テンションは下がったまま。

本当は彼女のファッションは可愛かったし、褒めるつもりだったんだけど。

それで彼女に嫌われたかな、と思っていたら、今日、次のデートの話をされて驚いた。

でも何となく、気難しい子な気がして、僕の冗談でまた傷つけちゃうじゃないかと思い、返信をためらってしまったんだ。

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いかがでしたか?

元にしたpodcastはこちら(22:56~)↓
『Marcus & Corey ON DEMAND 』"Casper the Friendly Radio Host"
https://podcasts.apple.com/us/podcast/marcus-corey-on-demand/id1259390201?i=1000609978010

(パソコンとアプリで時間が少しずれるようなので、調整しながら探してみてください。)

この回はとても可愛らしい素敵な2人だったので、ぜひ元のポッドキャストを聞いてもらいたいです。

最近尖った人物ばかりが続いたので…。

この話はつまり、彼は彼女のファッションを見て、冗談で「Are you going to (go) horseback riding later?(乗馬する予定なの?)」と言ってしまった。

けれど彼女からしたら、朝にも母親から服装にケチをつけられていたので、その時のことが蘇り、冗談と受け取れなかった、ということでした。

声から察するに、この男性、とてもモテそうな雰囲気。

Marcusからラジオに出ても大丈夫か確認された時も、明るく「いいね、楽しそうだね」とノリ気。

コミュ力も高そうでしたし、女性に困ってはいなさそうだからこそ、「次に行こう」とすぐに切り替えちゃったんでしょうね。

彼女の真意を聞いた彼は「I wouldn’t run away from you unless you’re trying to go horseback riding afterward.(君が乗馬に行こうとしない限り、君から逃げるつもりはないよ)」と、また冗談を繰り出していました。

すぐさまMarcusとCoreyから「He put it out with the joke. (またジョークでダメにしたよ)」「Oh, circle! (繰り返しだわ)」と総ツッコミ。

でも、彼女は明るく「I’m hanging out with you.( あなたと行くわ)」と。

お互いに誤解が解け、2回目のデートは?の答えに…

Yes!

ここでMarcusとCoreyはベルを鳴らしながら「Second date win!」と2人を祝福しました。

最後は男性が「君のパンツ(ズボン)姿、良かったよ」「I promise I’ll not even distracted.(私ももう動揺しないわ)」と2人の世界に。

何とも可愛らしく、ほっこりとする2人でした。

では、また次のエピソードで〜


<英語のメモ>

dementia:認知症
女性が「My mom has dementia.」と言っています。

caretaker:介護者、ヘルパー
上記の後、「I’m her main caretaker in there.」と。後で、「He made me laugh which was amazing something I really needed right now(彼は私を笑わせてくれて、そんな素晴らしいものが今必要だった)」と言っているのが、切なくて応援したくなります。

distracted:動揺した、気が散った

agitated:動揺した、心が掻き乱された
distractedとほぼ同じ意味で使われていました。調べてみても、“動揺した”という意味では、ほぼ同じようですね。

afterward:その後

put it out:消す、生み出す、狂わせる
男性が全ての誤解が解けた後、また乗馬の冗談を言った時に、Marcusが「He’s put it out there with the joke, come on.」と言っています。「(せっかくうまく話が進んでいたのに)ジョークを言って狂わせた」みたいな感じでしょうか?

be on 〜:〜次第
最後にMarcusから「so what’s up you guys will do a second date? This is on you.(2回目のデートは?君(男性)次第だよ)」と言われ、「Yeah, I’m totally (fine).」と。気持ちのいい終わり方でした。

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