これがお母さんとの最後かもしれないと覚悟した
こんばんは、熊川ゆきです🧸
実は最近、久しぶりに母から連絡がありました。
わき腹が痛くて病院に行ったら大きい病気があるかもしれない、と
専門病院で検査になったとのこと。
母は8年前にも「奇跡の生還・回復力」と言われるほどの大きな病気をしていて次に同じ病気になったらもう難しいだろうな、と思っていたので
報告を受けた時、血の気が引く思いでした。
それと同時にいつも問題だらけで、安心感のない自分の人生にいい加減うんざりもしました。
〝なぜ私の人生はいつもこうなるんだ〟
そこで湧き上がる親が元気に生きている人達への嫉妬心、僻み、自分の惨めさ。
私だって何の心配もなく人生を生きたいのに…。
前回は「自分がこの状況を作り出したなら変えて見せる!!」と
自分の心と向き合い、たくさん努力をしました。
でも今回はもうその気力も湧かなかった。
「もしそうだったとしたらこれが寿命だったんだって受け入れよう。」
そう思ったんです。
電話で詳細を聞き、ある程度の覚悟が決まった私は
このまま母とお別れになったらきっと後悔をするだろう、と
母との関係を清算することに決めました。
心理学講座で家族について振り返る課題があること、
その中で自分が思い込んでいた家族の姿と姉から聞いた実際が違ったこと。
だから、事実をすり合わせる協力をしてほしいと母にお願いしました。
母から見た私はどうだったか、あの時感じていた自分の気持ちなど
今度こそ逃げずにしっかり向き合おうと。
電話を切った後、母がいなくなるかもしれない寂しさを感じ
私はちゃんと母のことが好きだったのだと改めて実感しました。
前回、自分が愛されていたことに気づけはしたけれど、どうしても最後に手放せなかった母への依存心。
『気づいたし実際はそうだよね。…でも、やっぱり私は寂しかったしわかって欲しかった』が
どうしても湧き上がり愛されている事実を跳ねのけようとしてしまう。
だからこれ以上はもう、母への想いは深堀りはせず、『愛されていた』ということがわかったここまでにしようと思っていました。
だけどこの状況になり、最後は『お母さんで良かったよ、ありがとう』と心の底から思いたくて。
もし、分かり合えないことがあるとしても感謝の気持ちを持って
終わりにしたい。
そう思ったら今回、この問題が起きて良かったのかもしれないと
不謹慎ながら思ってしまったのです。
最後に踏み込めなかったもう一歩を踏み込む機会をもらえたのだと
なぜか感謝の気持ちが起こりました。
心にブレはなく、凛とした静かな感じ。
その日の日記に、
『お母さんと落ち着いて話せた。でも、やっぱりお母さんは私の気持ちはわかってくれない…って気持ちになった。
でも、今回は諦めないで話してみよう。
お母さんを責めてるわけじゃないよって。ただ、私はみんなが思うより寂しがり屋で甘えん坊で、意外と気を使って遠慮してきたこともあったからすごく寂しく感じてたってことをわかって欲しかっただけなんだよ。
謝ってほしいわけでも、責めてるわけでもないよ。むしろ頑張ってくれてありがとうって今は思ってるよってことをちゃんと伝えよう。』
そう書きました。
翌日も
なるようにしかならないのだから…。
でも、やっぱり今回こうやって話せる機会が出来て良かった。
と思って過ごしていたんです。
そしたら、母からまた連絡が入り…。
『昨日の件、お医者さんがもう一回レントゲン見直してくれたらしく
病気ではなかったって!!見間違い申し訳ないって紹介状の金額も返金するから専門病院の予約も取り消して欲しいって病院から電話があったの!!お母さんはなんて強運なのかしら!』
と。
ホントかいな!!!!!
思わず出た第一声。笑
昨日、あんなに覚悟決めたのに!?
レントゲンの見間違い!?
ホントかよ!!
セカンドオピニオンしなくて大丈夫!??
もう、安堵というより疑念のほうが強くて笑
とーーーーっても複雑な気持ちにはなったのだけど、
どんな状況に陥ったとしてもその状況にすら心からの感謝ができたら、
もしかすると現実は変わるのかもしれないと思ったんです。
今までも何度かそんな経験したことがありましたから。
今回はきっと一歩踏み込めない私に母と向き合う覚悟をくれた出来事だったのかもしれません。
そして一度覚悟をしてしまえば、ただそれを遂行するだけ。
母としっかり向き合ってお互いのすれ違いを解消してきます。
お恨み帳とか感謝ノートとか関係なく、本人に殴り込み笑
さすが情熱が過ぎる女ですね、私。笑
どんな結果になるかはまたおってご報告出来たらと思います。
それから、家族を振り返ってきて今思うことは
『もし生まれ変わるとしたらもう一度私に生れてきてもいいかもしれない』と育ってきた環境、傷ついてきた過去、諸々含め、受け入れ、許し、愛せるようになってきたように思います。
もし、全てをまるっと愛せるようになれたらきっと自分の見る世界が大きく変わるような気もしています。
熊川ゆき
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