人生の最後に食べたいおやつは?「ライオンのおやつ」を読んで
『ライオンのおやつ』 著者 小川糸
海野雫が、人生の最期を迎えるとき選んだ場所それは瀬戸内のレモン島の「ライオンの家」
まだ30代という若さで、育ての父にも伝えることなく自分ひとりで決め、そして海を渡る
これまでずっと空気を吸うこと自体がどこか恐ろしかった。何か悪いウィルスが、入ったら抵抗力のない私はすぐに深刻な状態におちいるだろう
そんな生活から
レモン島なら安心して空気が吸える
この島の空気は流れているし、私が恐れるような悪いものは含まれていないような気がした。