人生の最後に食べたいおやつは?「ライオンのおやつ」を読んで
『ライオンのおやつ』 著者 小川糸
海野雫が、人生の最期を迎えるとき選んだ場所それは瀬戸内のレモン島の「ライオンの家」
まだ30代という若さで、育ての父にも伝えることなく自分ひとりで決め、そして海を渡る
これまでずっと空気を吸うこと自体がどこか恐ろしかった。何か悪いウィルスが、入ったら抵抗力のない私はすぐに深刻な状態におちいるだろう
そんな生活から
レモン島なら安心して空気が吸える
この島の空気は流れているし、私が恐れるような悪いものは含まれていないような気がした。と彼女は思う
なぜか死という重い題材の物語なのに
著者の描く文章が優しく心に
す~っと入ってくる
ライオンの家での生活。
それは
単調なリズムの中に彩りがあり少しもあきない。
ここに来て私は食べ物の美味しさに開眼したと。
毎朝のお粥 小豆やフルーツ粥など
そしてゲストたちの思い出を形にするおやつの時間
読んでいてもちろん涙を流すこともあるけれど
生きるということ、死を迎えること、
人はひとりではないということ、
色々な思いや願いを持ち関わる人たち
決して後ろ向きにならず、
最後まで読める1冊
さて、あなたがもしかして死ぬ前に
食べたいおやつは何ですか?
う~ん 私ならラムレーズン入りのアイスかな
最後に「ライオンのおやつ」は
今年の読んで良かった本の中の1冊
こちらの内容はInstagram1月13日の投稿したものです。この他にも色々な本取り上げているのでを読みたい本を探しているそんな方は覗いてみてください。 あじさい🍀
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