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頑張りの種は魔法の言葉

5歳の息子の昨年の生活発表会は、11匹の猫の絵本を題材にした劇だった。
前日の練習では、張り切って大きな声がでていたと先生が教えてくれたが、本番は、顔が無表情で一声も一歩も動かず、先生が後ろで支えてくれてたという状態だった。
せっかく先生が用意していた星のステッキさえも自分で持てず、私は頭の中がちょっと混乱したが、あまりにもブスっとしているので、逆に面白いなこの子はと思ってしまった。

「なんで動かなかったの?」と本人に聞くと、本番でたくさんの大人が見に来ていて緊張してしまったそうだ。

それから、1年。今年はさるかに合戦の栗役になった。
先生たちからは、練習で大きな声がでていてすごく頑張っていますよ!と聞いていた。

昨年のもこともあるし、本番でどうなっても受け止められるようにしよう!と思って当日臨んだ。

そしたら、自分のセリフ一つ一つを大事に大きな声で言っており、昨年から180度違う様子に、私は驚いたし、感動して号泣しそうになった(人前なので我慢)。

そして、最後は一人一人が好きなポーズを決めて劇が終わった。
息子は仮面ライダー風のかっこつけたポーズでフィニッシュ。

子供って1年でこんなに成長するんだ・・・!ということをわが子に見せつけられて胸がいっぱいになった。

これは、保育園の先生方やお友達のおかげであることに間違いない。

先生が「〇〇君なら、もっと大きい声でるよ~」とか、「セリフ上手に言えるようになったね」と声をかけてくれだおかげであるだろうし、友達の頑張りを見て、刺激を受けて頑張れたのだろう。

また、息子は好きな先生が3人おり、その先生たちに話しかけられると、その日はハッピーに過ごせるらしい。
もしかしたら、良いところを見せたいという男心もあったのかもしれない。

きっと、一つ一つの言葉が魔法のように息子の頑張りの種を育ててくれたのかなと思う。

来年はどんな成長を見せてくれるのか楽しみだし、頑張りの種を育てられるような声掛けを息子にできるようにしたい。

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