見出し画像

チームワーク教育は安心感の土壌を作る

先日、小3息子の授業参観を見に行った。
国語の授業で四人1組のチームで音読発表という内容だった。
あらかじめ、だれがどこを読むとか、どんなふうに読むとかチームで話し合って練習していて、授業参観で発表という形式だった。 


1.チーム学習に思いを馳せる

それぞれのチームで、読み方を工夫していて、一生懸命発表しており、素敵な光景だった。

その後、PTA総会があり、校長先生のお話を聞いた。
「〇〇小は、チーム学習に力を入れます。分からないことは同じチームの子に聞いてもらい、安心して授業に参加してもらうことが狙いのひとつです。」

この話を聞いて自分の幼少期の記憶が蘇った。

私は小学校2年生から4年生まで親の転勤でイギリスに住んでいたのだが、現地の学校は席が島に分かれていて、日本式の講義形式とは違うスタイルだった記憶がある。

そして、副担任の先生も常にいて、一クラスにつき、二人の先生がいた。

私は英語ができないが、計算力は他の子よりもあったため、分からない子に教えてあげたりした。
もちろん、そのほかの事は、手取り足取り友達に教えてもらい、孤独感とか疎外感とか全く感じることがなかった。

チーム学習が上手く機能すれば、苦手なことは友達に教えてもらい、得意なことは教えてあげることができる。

イギリスの学校で自己肯定感が低くなるどころか、逆に高まった経験をしたので、私はチーム学習大賛成である。

2.多様な人種・文化が交錯するイギリスの学校生活

通っていた学校は人種が多様で、どの子が生粋のイギリス人なのか検討がつかなかった。

ヨーロッパ系、アジア系、アフリカ系と本当に様々である。

言語も文化も違う子達が同じ進度で授業を受けるのは難しい。
もしかしたら、同じ教室内でレベル別のグループに分かれての授業もあったのかもしれない。

とにかく言えることは、多様な生徒がいるということは、科目ごとに先生は工夫して授業を行う必要があるということだ。

3.日本の小学校におけるチーム学習の効果

日本も随分と外国の居住者が増えた。
息子の小学校はクラスに1〜2人は外国人がおり、日本語がおぼつかない子も多い。

授業参観では、日系ブラジル人だと思われる子が音読の発表をしており、日本語がまだ上手く読めないようだった。

きっと、チームメンバーで読みやすいところを話し合ったり、教えてあげたりしながら練習していたのだろうなと想像した。

発表後、良かったところを発言する場面では、日系ブラジル人の子が練習して読めるようになってたところを褒めていた生徒がいて、私はとても感激した。

チームで支えていくべき子は外国人に留まらない。

朝の交通当番をしていて分かったことだが、親が付き添ってなんとか学校に来れている子も一定数いる。
学校に行きたがらない子が、チーム学習により、クラスに馴染める効果もあるのではないだろうか。

チーム制にすることで、休み時間に遊ばない子とも強制的に交流することになり、色んな子と話す機会ができるのも良い点の一つだ。

4.チーム学習によって、才能を開花させることができる

チーム学習により、安心して自分を表現できる土壌ができれば、学習や友達関係も楽しいものになるだろう。
その土壌で自分の強みを知ることができれば、自信につながり、才能の開花へ結ぶつくと良い。

5.チーム学習の参考資料

https://www.kyobun.co.jp/aichi/ai20220526_06/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?