イチバン、大切なものとは?
入社1年目が終わろうとする、
ある晴れた日のこと。
ふと頭の中で、
「自分にとって、今、一番大切なものは何か?」
そんな漠然とした疑問が、突如脳内に生じた。
この記事を読んでいるあなたにも、一度記事を読むのをやめて考えて欲しい。
「生活」「家族」「お金」「恋人」「友人」「仕事」「学校」「趣味」「時間」
などなど…
十人十色、それぞれにとって、それぞれが思う「一番大切なもの」が
思い浮かんだのではないだろうか?
もちろんこの問いに「正解」はないであろうし、
今の自分にそれを見出すことすらできない。
当時の自分の中で思い浮かんだ
「一番大切なもの」
それは、「学ぶ」であった。
当時はそうであったが、今は違う。当然違って良いのだ。
では、当時なぜそのように思ったのか?
そう当時の自分は、恥ずかしいと思うぐらいに、
仕事は出来ず、上司に叱責される日々を過ごしていた。
同僚からは冷ややかな目で見られ、他者と良質なコミュニケーションを
取ることすら出来ないほどの「ポンコツ」だった。
だが、その事実に、何故か悔しさや悲しやなどはなかった。
では、「周囲の人を打ち負かしたい」、「仕事の出来る人だと認めて欲しい」などの承認欲求があったかと問われると、そうでもなかった。
ただ思いとしてあったのは、
「学べばいい」「学ぶことでどうにでもなる」
そういった、「答え」ではない「感覚」だった。
ただ単に「勉強すればいい」「学習しろ」と言われても
やる気すら起こらないし、自分自身に強く言い聞かせても
そう長続きはしないだろう。
「学ぶこと」「知ること」とはどういうことなのか、
それは、自分自身にとって
唯一無二、誰にも奪われることのない「永遠の知識となる」ということ。
その知識があれば、自分自身を満たすことだけではなく、
他者の人生や心を満たすことが出来るかもしれない。
困っている人の助けになるかもしれない。
友好関係の幅が広がるかもしれない。
つまり、相手が欲していることを、少なからず「知識」として
「Give」することが出来るかもしれない。
そうすると相手が笑顔になるかもしれない。
相手が笑顔になると、自分も笑顔になるだろう。
そうすると、必然的にまた学びたいと思うようになるはずだ。
相手を変化させるキッカケが、
自分自身を変えるキッカケになるかもしれない。
少し物事の角度を変えて見ることで、
「良かった」とポジティブに思える機会が増えると嬉しい。
だから、「自分のため」「誰かのため」に、
今日も「学ぼう」。
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