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かっこよさ

私は容姿端麗である。

こんなことを大々的に言っているが、ナルシストでもなけいしむしろ自己肯定感は凄く低い方だ。

改めると容姿は端麗である。

匿名で顔出しもないので意気揚々とこんなことが言えるのだが、身長は175cmであり初対面の人には顔が小さいと必ず言われるぐらいの四捨五入して9頭身ほどのスタイルである。
当の顔面はというと最近ドラマやCMで売れ始めた俳優に似ていると高校のときは他校で大学ではどこの学部でも認知があり、面喰いの女の子にはInstagramで連絡するぐらいにはピッタリな吉沢亮をトップオブトップとするならば上の中ぐらいの顔面である。

小さい頃から生きてきて容姿を褒められることが多かった。
むしろ容姿ばかり褒められてきた。
学校、学年で1番格好良い人はという話題に必ずあがる。
街中を歩けば振り返られる。
どれだけ馬鹿でも自分自身は容姿がいいのだと認めざるを得ない。
実際、父親も母親も顔が整っている。

ここまでが容姿の話である。
さぞ気分を害された方も多いだろう。
申し訳ない。

けれども容姿なんて20歳を過ぎればただの付加価値にしかすぎない。
私は格好は良くてもかっこよくはないのだ。

ここで自己紹介をしたいと思う。
現在22歳、機械工学を学んでいる大学3回生だ。
来年は3回生になる。
この2文でよどみが凄まじいが、要は一浪一留である。
機械工学を学んでいると言っても全くもって興味がない。
元々興味が無かった訳ではないのだ、入学して学び出したり実験をし出してからこんな事のために浪人し、一年も勉強し続けたのかと絶望してしまったのだ。
その結果、欠席•遅刻は日常茶飯事で授業を受けている時は寝るか携帯を眺めているだけである。
とりあえず実験レポートに毎週追われる日々を過ごしている。

恋愛に関して、彼女は一年ほどいない、彼女を作ったところで最後は別れが来て絶望するだけだと自分の中で境界戦を引いた結果、セフレ(セックス以外に旅行や遊びにもいく)ばかりできてしまい経験人数は大体15人以上になってしまった。
もう何人としたかも誰としたかもわからない。
好きになろうとしてもどうしてもなれないし好きという感情がわからないのだ。
更に酷いことに私はこれを仲間内で相手の女性がどんな容姿でどんな体でどんなセックスをしているか互いにポケモンバトルをしているかのよう自慢し合い高らかに笑いながら話していた。
そんなことをしていたので高校の同級生達からの噂は最悪だ、当然である。
いつからか私は自分の卑屈で卑下で卑猥な話ばかりするような、なんの面白みも温かみもないダサい人間になっていた。

1番最悪なのは金だ。
常にお金がない。
女と遊び、家に居場所もないので外食が多くなり、タバコも3日に一箱のペースでなくなっていく。
毎月カードの支払いに働いた金が全て溶けていく。
友達に借金をしてその繰り返しと自己管理ができない型にはまりきったクズである。

しかしホンモノのクズはこれを事実として認知することができない。
私は他とは違う、そう言いたいしそう思いたいだけであるが、、
浪人こそしたが元々は生真面目で生きてきた。
スポーツも勉強も順調に頑張ってきた。
こんなことになったのは去年あたりからだ。
きっかけがあった。

躁鬱になったのだ。

週6回(そのうち一限は5回)満員電車の中、2時間かけて大学へ向かい、また週6でバイトをしてその中で手書きレポートを毎週20枚書いているような日々だった。
家でさえ落ち着けるような場所もなく、休む事のない今考えると地獄のような日々だった。

そんな日々でやっていけていたのは一つ年の離れた彼女の存在だった。

天使のような存在だった。

今までの人生であってきた女性の中で1番美人と思える私にとってドンピシャの女性だった。
性格も誰からもリスペクトされるような、気さくで温かみのある明るい女性だった。

この人と過ごす時間のためだけに頑張れていた。

しかし、私にとってこの生活は荷が重すぎた。
どんどんストレスで痩せていき、顔はこけ元気も無くなっていった。
そんな中で彼女と別れることになった。
これが人生の一番の決め手だった。

別れた一週間なんとか耐えていた。
我慢の糸が切れたのは別れて8日目だった。
その日は木曜日で一限から実験の日だった。

目が覚めても体がぴくりとも動かなかった。
脳が命令しようにも意識や体が動こうとしないのだ。
その日私は初めて実験を休んだ。
それからが地獄だった。

家族や友達と話そうにも話せなくなっていた。
悲しくもないのに涙が出るわ、右半身に関してはずっと痙攣していた。
パニック障害になったのだ。
鏡で自分を見ることもできない、汗まみれの自分の臭い体を洗おうと風呂に入る気にもならなかった。
薬のおかげもありだんだん外に出れるようになったが電車の中でも痙攣は収まらない、知り合いに会って話そうとしても吐き気がしてトイレに駆け込むような日々だった。

こんな日々を送っていても慣れるものなのだ、だんだんと日常が戻ってきた。
心に大きな穴は空いたままでも

この穴を取り戻すために必死だった。
今まで容姿で甘い蜜を吸ってきた普通以上の人生を味わっていたのだから

この一年全て空回りした。

彼女のような人を求めては比べて、あの子とは違うと好きになれないとセックスすれば好きになれるかと。
あらゆるコミュニティの女の子に手を出した。
中には高校の親友同士の女の子2人ともとセックスしたりした。
自分のことだけを考え相手のことなど考えていない結果、純愛のような気持ちはなくなりときめくようなことなんて存在しなくなった。
勉強に対してもそうだ。
大学が忙しいことに変わりはないし、実験や勉強がきっかけでもあったのでたまに頭の中で重荷を感じパニック障害が発症するのである。
これを言い訳にしてしまっているような気がして嫌気が差し先生には連絡せず、遅刻や欠席を繰り返している。
勉強することに異常なストレスを感じてしまう。
遅れたときの友達や教室内にいる人達からの目も気になってしまうが理由を言うには内容が重すぎるし長すぎる。
面倒くさいのでいつも適当に明るくパニック発動〜などと言ってごまかしている。
誰も症状を見ていないし、周りにそんな人がまだいないから共感することなんてできないのに、共感されないと辛いものでどうしたらわかってくれるかと共感を求めてしまう。
しかし、打ち明ければ打ち明けるとなんで言ってしまったのだと自分の弱みを見せたことに毎回後悔する。

躁鬱になったことで全てを繋げてしまう、言い訳につかってしまう、自分を正当化する手段にしてしまっている。

私はもうこんなダサく醜く悲惨な自分の現状を受け入れてしまっている自分が嫌で仕方ないのだ。

もうどうにかして変わろうとしなければ、奈落の底に落ちてしまう一方なのだ。

要は、容姿だけ端麗で中身はクズになった私が自分を取り戻すためにはかっこよくなるしかないのだ。

外見ではなく人間として男として立派にならなければならないのだ。

ここで題意であるかっこよさについて話そうとおもう。

やっぱり努力しかないのだと思うのだ。

社会に出ても恥ずかしくないためのスキルや資格を取るために勉強すること。
どんな大人や女性とも盛り上がることのできる博識さをもつために努めること。
音楽や映画、食事などといったファッションのセンスを磨くこと。

これからのnoteには自分がかっこよくなるため、空いた心の穴を封じ込めるため、落ちるとこまで落ちた自分を這い上がらせるため様々な日常を書き綴ろうと思う。


躁鬱になったときに支えてくれた友達をどんな辛い時も大切にしながら

2024年から諦めた自分の人生をかっこよくするために今一度歩んでいこうと思う。

セルフコントロールをしっかりとして、買いたい物を買い行きたい場所で見たい景色を見て、努力をすることで自然と出会った女性と恋愛をするようなまともな人生を取り戻すのだ。

自分を客観視して悲惨で惨い姿をみるのはもう勘弁だ
女遊び、タバコ、無駄遣い、遅刻欠席、2度としない
病気を言い訳にするようなダサい男になってはいけない。

私はがむしゃらに今を乗り越えてかっこよさを手に入れるのだ、死んでも死に切れん。

私は容姿端麗である。その上と、

そんなnoteをいつか綴ろう。

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