哲学初心者の私の哲学カフェの楽しみ方🔰

このコラムは2021年の夏に行った、早稲田哲学カフェメンバーによるコラム企画の際にFacebookに投稿したものです。こちらはメンバーのきょうかによるコラム。ぜひお楽しみください♪

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哲学初心者の私の哲学カフェの楽しみ方🔰


「哲学カフェ」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?私が初めてこの言葉を耳にしたとき、何だかよく分からないけれど、とにかく自分とはまったく無縁のコミュニティだろうなぁと感じました。なぜなら、私には哲学の知識がほとんどなかったからです。そのため、「哲学」という言葉にハードルの高さを感じていたのかもしれません。


しかし、哲学?カフェ?となんだかその組み合わせが少し気になってしまい早稲田哲学カフェのInstagramを覗いてみることに。すると、実に多様なテーマの対話の告知や開催報告の投稿がありました。「普通とは」「優しさとは」「好きとは」…あれ?意外と身近なテーマなのでは?私も哲学カフェに参加してみたい!と思い、初めてのオンライン哲学対話の場で1時間半の哲学対話を体験しました。初めての感想は…あっという間!それに、想像よりも堅苦しくなくて、思ったことを自由に話しながら考えられる!新鮮で楽しい…!
哲学知識ゼロ、完全に哲学対話初心者の私が、哲学カフェを楽しい!と感じた2つのポイントがこちらです。


①難しくない!身近な体験ベースの対話
哲学対話は誰にでもできるんだ!と思えた一番の理由がこれです。身近な体験を深く考える機会はそう多くはないのではないでしょうか。家族や友人とそのような話をするのに気恥ずかしさを感じることもあるかもしれません。哲学カフェには、日々の体験の振り返りやその言語化によって、日常の中から気付きを得たり相互に深め合うことができるという楽しさがあります。


②十人十色の経験や思いが交わる対話
他者の多様な経験を知り、自分の人生では経験しなかったことをその人の語りによって聞くことは、新鮮で興味深いです。また、哲学カフェでは結論を出すことが求められません。とりとめのない考えになってもよいのです。そのため、たとえ同じ視点からの考えであっても他者の紡ぐ言葉によって新たな気づきを得られます。自分の思考に刺激が加わったり他者との交わりのなかで発展していく「対話」であるため、参加するたびに新たな発見、新たな学びを得ることができます。
今回は初心者目線で哲学カフェの楽しさについて語ってみました。


早稲田哲学カフェへの持ち物は1つだけ、他者への思いやりです。それさえ持っていればあとは限りなく自由な思考の遊び場だと思っています。話しながら考えるもよし、黙考するもよし、他者に問いかけてみるもよし…自分だけのやり方で自由に楽しんでいってください!このコラムが、哲学カフェという新たな楽しみに飛び込むきっかけになれば嬉しいです💓


きょうか

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