傾聴とは?(わかな)

このコラムは2020年の夏休みに行った、早稲田哲学カフェメンバーによるコラム企画の際にFacebookに投稿したものです。こちらはメンバーのわかなによるものです。ぜひお楽しみください♪

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早稲田哲学カフェが大切にしている考えの一つに「傾聴」があります。

傾聴とは、相手の「心の声」に耳を傾ける行為であると私は考えています。
私たちは会が始まりテーマに入る前に、必ず傾聴について簡単にふれます。
対面でもオンラインでも、初めて参加される方がいなくても
必ず、ファシリテーターがこの言葉を口にします。
それだけ私たちが大切にしている考え方だからです💐


傾聴するときは相手が発する言葉だけではなく、
その言葉を介して何を伝えたいのだろうか?
何がこの人の考えや人生観を形作ったのだろうか?というところまで考えをめぐらせます。
これによって、対話の空間はあんしんかつ刺激的な場になります🗣
具体的には、否定する人がいなくなります。
否定の気持ちは主観的であることがほとんどです。
"私"にとって受け入れがたいものでも、他の人の価値観の中では確かに存在していて、大切にしている世界を、
"私"の尺度で勝手に推し量ることは許されません。
そのため、否定の発言は相手も自分も危険に晒します。
しかし傾聴し相手の心に寄り添うことで、そういう考えもあるんだなと考えることができます。
(もちろん、その「違うな」と思った気持ちを消し去る必要はありません👌🏻
自分の気持ちは大切にしつつ、
寄り添い合いながら対話を楽しんでください😌)


次に、話の質がぐっと向上します。
特にオンラインだと1時間という短い時間で、深いテーマについて語るのは難しいように感じます。
しかし、傾聴し、皆は/私は 何にもやもやしているのだろうと考えることで、
一人語りではないその場に必要な自分の考えを自然と口にできるようになります。
ひとりひとりが話を聞いているときも話しているときも傾聴を意識することで、
1時間という時間が実の詰まった濃い時間になります🕔
以上のことから、私たちにとって傾聴とは、なくてはならはい大切な言葉なのです🌱


和奏

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