対話の輪を広げるとは?

このコラムは2021年の夏に行った、早稲田哲学カフェメンバーによるコラム企画の際にFacebookに投稿したものです。こちらはメンバーのわかなによるものです。ぜひお楽しみください♪

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【対話の輪を広げるとは?】
 私たち早稲田哲学カフェの活動目的は、「対話の輪を広げる」ことです。そのために私たちは
①定期的な対話の会の開催 と
②運営メンバーのファシリテーション能力獲得・向上 を実践しています🙌🏻


 ①に関しては、月に2回、より多くの人に対話の魅力を感じてただきたいと思い対話の会を開催しています。しかし、私たちが主催する「哲学カフェ」に来てくださる人は対話の魅力にすでに気づかれている方がほとんどです。そのため、参加者以外にも対話の魅力を知ってもらうために、私たちを中心にだけではなく、参加された方が次の中心となって新しい対話の輪が広がってほしいと思い、以下の二つの工夫を取り入れています。


 一つ目は日常に近い環境で対話の会を開催することです。具体的には、対話開催冒頭での“守っていただきたいこと”を最小限にしています。制約を理解している人でないと対話に参加できないと敷居を高くするのではなく、「否定しない」「傾聴する」それだけで対話の場になることを感じてもらえたらと思います。また、問いだしや詳細の議事録とりなども現在は行っておりません。


 二つ目は、時間を60分または90分と少し短めに設定している点です。話足りない!と感じていただくことで、モヤモヤを私たちとは別のコミュニティで話し、新たな対話の場ができて、どんどん広がって行くことを期待しています☘️


 次に、②の対話のファシリテーションをできる人を増やすことに関してです。この2年間で本団体でのファシリテーター経験者は卒業者含め11人になりました。今後も新規運営メンバーを歓迎して早稲田哲学カフェにおいて対話のファシリテーションを経験してもらうことで、その人たちが他のコミュニティでより積極的に対話を行ってくれるようになればと思っています。また、よりよい場にするためにファシリテーターとして何ができるのか、毎回対話企画後には感想フォームをもとに反省を行いながら、自分らしいよりよいファシリテーションを探索しています。


 私は、対話はいつでもどこでもできる簡単で刺激的な「遊び」であると考えています。ぜひみなさんも身の回りに対話の輪を広げてみてはいかがですか?😌


和奏

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