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宅建合格への道のりその5

試験本番当日

確かあの試験会場はどこかの幽霊が出そうな

雑居ビルみたいなとこだったと思う

ていうかあれはいたんじゃないだろうか?

幽霊 笑笑

僕はここで二つミスをしていた

会場の下見をしなかったこと
会場で缶コーヒーを飲んでしまったこと

宅建試験に合格点ギリギリで合格したいならば

この2点は絶対やってはいけないことなのだ

まず僕は会場入りが遅れた

試験会場の場所がよくわからなかったのだ

迷いに迷いやっと試験会場までたどり着いた

合格したいならば絶対に会場下見はすべきなのだ

交通機関の遅延や事故が起こらないなんて

誰が約束してくれるだろうか?

全く下見もせずに無事試験会場まで到着できるなんて

逆にラッキーなんだ

僕が試験会場に到着した頃には

教室の入室時間まで

残り15分のギリギリのタイミングだった

そして焦ってなぜか

缶コーヒーを自販機で購入し飲んでしまう


ジョージアで一息ついて 笑笑

ふぅー

やべえ
違うだろ

あわてて統計問題の数値確認をはじめる

人間の記憶というのは当たり前だが消えていく

特に宅建試験の統計問題は

直前でその数値を確認し

即統計問題に当たれば

住宅需要が去年より高いか?低いか?の⚪︎×問題であるから

得点源となる楽勝設問なのだ

しかし

カバンの中には

過去に僕が必死で勉強した過去問やら予想問題やら

10冊近く入っており

すぐに取り出せない

僕はここで3つ目のミスに気がつく

勉強した過去問やら予想問題やら資料やらを

いくらたくさん持ってきたところで

確認する時間なんてほとんどないのだ

自分が苦手な分野とよく間違う箇所を思い出して

探す時間なんかそもそもない

やっと統計問題の数値確認をする頃には

試験官からテキストは全部カバンに入れなさいの指示が出る!

やっちまった!


しかもここでオシッコがしたくなるではないか!

やばい!

宅建の試験は2時間ある  

そして30分前に入室完了しなければならない

僕はトイレチカオなのだ

2時間半も我慢できるのか?オシッコ?

やべえな

集中できない

.....

だが幸運は訪れる

ことごとく予想があたるではないか!

読み通りだ!俺様の勝利だ!

宅建試験委員よ!吠えヅラかきやがれだ!

ヒャッホーイ


結果は合格基準点の36点だった

よし!やったぞ!

ホントは37点だったが一箇所マークミスが発覚した

が、まぁいい

これが4つ目のミスだ

マークシート試験での鉄則は

問題用紙に丸とバツを記入し

それを間違いなく解答マークシートの番号を塗り潰すことにある

よく聞く言い訳は

正解はわかってたけど記入ミスをした!だ

アホかである

この世界は結果が全てだ

記入ミスしただけだからとか
そんなもん言い訳なのだ

いくら正解がわかってても

得点できなきゃ意味がない

などの反省は一切せず

僕は後悔はしても反省はしないステキな漢なのだ


帰ってビールでも飲もうじゃないか!

36点は合格基準だぜ!

色々ミスったが僕はよく頑張ったよ!

つづく



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