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残り1週間の恋。沼にハマった律子と年下青年のカウントダウン。

なんでこのタイミングで沼ったんだー(涙)と年下君が嘆き,律子も寂しさという感情と久々に向き合った残り1週間の恋の物語です。(ノンフィクション。名前は仮名です。)

後半は,男性心理との向き合い方について。律子なりの数々の男性のプレパラートというハートを粉々にしてきた経験から恋愛を発展させるヒント(となるのかわかりませんが)をまとめてみました。


毎週行きつけの店(通称ジェット)で友人ユキとお酒を飲んでいたら,友人の昌樹さんがラインを見ながら「こうすけそろそろ来るって。」とのこと。「あーこうすけハシゴしてくるね。」と青木さん。

”こうすけ”って誰だ?

話している間に扉が開く。

そしていきなり

「わ!律子さんだ!久しぶりです!」

とハイタッチを求められ,反射的にハイタッチを返すも,

こうすけ,,,誰?

と7割型記憶がないままよく自分もハイタッチを返しながらニコニコとするなあと可能な限り記憶を呼び覚まそうとする。すると青木さんから,「ほら,カラオケ一緒に行ったじゃん。」とのこと。

そこで,あーいた!いたね,あなた。となったわけの再開劇。

あれは,ちょうど1ヶ月前。カラオケの前に,青木さん(男性)と和食屋さんで食事をしていて,その後行きつけの店Cayに2人で移動した時に出会ったのがこうすけ。

こうすけと青木さんは元々友達で,私はこうすけに初めまして〜と気楽に挨拶。こうすけはなかなか若めでパッとみ爽やかな青年だった。

なんだけど,こうすけは,1ヶ月後に日本を離れ,アメリカに転勤であることを聞き,私もそうなんだ,と聞き流していた。

「何年アメリカ?」と聞くと「3年です。」とのこと。さらにそうなんだ,と聞き流す年月だなと感じた。

青木さんが私のことを「この子,こんな仕事しててさ,凄いのよ。」とか何が凄いのかわからないけどこうすけからの一言が

「凄みがありますね。」

え,凄みって,,凄みってなんか女性からしたらあまり嬉しくない言葉だなあとそのワードが頭から離れなかった。

後日談で,こうすけはどうやら私を青木さんの女だと思っていたらしい。「青木さんがCayに女性連れてくるの初めてだったから青木さんの女だと思ったんですよ。」とのこと。

青木さんはめちゃモテる人なんだけど,私にとっての青木さんは,おにいちゃん的な飲み友である。そんな青木さんと昌樹さんもまたいて,こうすけもいて,昌樹さんの娘もいて,シャンパンやらワインやらを開けまくり始めた(ほんとひどいやつが始まった)。私と青木さんは,すでに和食屋にいたので日本酒を3合ほど飲んでいた。よって想像通り,かなり酔っていたのである。

店の店主が「んじゃ,店でも閉めてカラオケ行くかー」とよくわからない展開になり,私は7センチのヒールが歩くたびにたまに脱げるほどになりながらカラオケにみんなで向かったのだが,そこからの記憶がとてつもなく薄い霧で覆われていたのである。

話を戻したいと思う。ジェットでこうすけからのハイタッチ後,「え,覚えてないんすか!?えーなんでー!?」と咎められた。

で,「いや,思い出した,飲んだね。」。

昌樹さんが「え,なんかこうすけと律子ちゃん結構いい感じだったじゃん。」て。青木さんもにんまりしている。

ん??全く記憶がないぞ???(律子の心の声)

こうすけが店ジェットに来たのは22時くらいなんだけど,このハイタッチ前からこうすけは実に17時から飲んでいたらしく,こうすけがうるさすぎて「お前うるさい。」となじられていた。そう,この時点でこうすけは出来上がりまくっていた。するとこうすけからいきなり言われた。

「聞いてくださいよ,律子さん,カラオケの時,俺の太ももの上に両足太もも乗せてきたんすよ!」

「は???」

全く記憶にないぞ,,,,どう考えても記憶にないぞ。。。。

「で,律子さん俺になんて言ったか覚えてます?」

「ごめん,全く覚えてない。なんて言ったの??」


「『ねえ,興奮する?』って言ってきたんす。」

私固まる。

周り全員爆笑。

私「んなこと言ったの!?ヤバい女じゃん!」

こうすけ「まじヤバいっす。ありえないっす。」

青木さん「あーりっちゃん,こうすけのおかずになったね。(ニヤニヤ)」

昌樹さん「え,俺にも足乗せろ。」

私,昌樹さんに足乗せる。昌樹さんご満悦。隣の女友達も大爆笑。

こうすけ,「まじありえないっすよ。興奮なんてしないっすよ。」

私「いや,興奮したでしょ??(もはや悪ノリ)興奮しろ!」

こうすけ「まじ性格悪いっすよ。弄ばないで下さいよ。」

全員,「間違いないな。まあでもいいじゃん。(ニヤニヤ)」


全員めちゃくちゃである。そして私が一番めちゃくちゃである。とにもかくにも,覚えてないのだから(良い子は真似しないで下さい。)。

とまあぐちゃぐちゃなまま,ユキと何故か次の日行きたかったレストランに行こうってことになった。で,ついでなのでこうすけにも行く?て聞いたらどこっすか?となった。そしてラインを交換した。

そこから,私たちはこうすけ,昌樹さん,私,ユキとカウンターに並んでいるのにもかかわらず,何故かラインでこうすけと謎会話が始まる。なんかがおかしなことになってきた。

そう,この時点でまたしても,,酔っているのである。

昌樹さんが酔い潰れて帰宅。

ユキも帰宅。

で,私とこうすけ。ちょうどこうすけは渡米前で何故か青山の某ホテルに監禁状態にされていた。家を先に引き払ったもののなんか渡米が遅れていてずっとホテルに監禁されているとのこと。

で,そうなると行くよね。ホテル。そこにはなんの躊躇もないやつ。あまりにも普通な流れ。

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