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1 歌舞伎町 夢千代 ~短編小説 恋愛 初恋編~(彼女との出会い)

夕暮れときになると美容院に駆け込む
ホステスがスッピンで歩きスマホ中で、会社帰りのサラリーマンにぶっかり
そうになってる。

僕の横をなにかが駆け抜けた。
ふんわりとした風‥‥‥

  これが僕と風をまとう彼女
との出会いだった。

僕は、気まぐれに やしろから出て夜の街を散策する。風をまとう彼女は、この街ではいつも走ってる。ある晩の事
「彼女いい女だね。名前は?」
通行人のほろ酔いの男に声を
掛けられると、
「ありがとう。」
走りながら振り返った。
「君、名前は?」
「これ名刺」
両手で渡すと
「ごめんなさい。今、急いでるから」
その場を立去り走り出した。

突然の状況に戸惑ったのか、
走り去る彼女を男は、
ボッーと見つめ
「後で飲みに行くから」
と両手を振りながら
叫ぶ様に言うと、
彼女は足を止めて笑顔で
会釈で、返事を返した。

数分の出来事に僕は、
とっても不思議な気持ちがした。

数日後、僕は呼び込みの男に
   「今日はどこに行くんだい」
と声を掛けられ
 僕は、笑顔でぺこりと頭を下げる。
そこに彼女が、明るい声で
   「おはようございます。」
挨拶して店に入って行った。
初めて、彼女が働いてる場所を知り、
僕は、少し短な存在に思えた。
(彼女との出会い)


✩°。⋆⸜(*˙꒳˙*  )⸝次回土曜日 夕方更新

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