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ドイツ・大学入学資格試験・アビトゥア4日目・心理学のプレゼンテーション

前回の数学のアビトゥア試験に続き、娘の心理学のプレゼンテーション試験が終了しました。

しかも、プレゼンテーション試験で発表するスピーチを何度も練習していたら、体調ダウン。プレゼンテーション試験の5日前くらいに急に風邪をひいて喉が痛くなり、あまり話せなくなったりもして焦りましたが、なんとか無事終了です。

筆記試験も準備が一苦労だとは思いますが、用意できるテストであるプレゼンテーションの試験も、娘の様子を見ていてかなり難易度が高いなと思いました。

プレゼンテーションで話すときは台本を見ながら話すわけではなく基本はフリートークで進めないといけないのですが、20分というボリュームであるとやはり事前にポイントとなる文章をある程度作っておいたとのこと。それらを丸暗記するということではなくて、何度も話しながら練習していくとのことでした。専門用語も多いので、とにかく練習するしかないとのことです。

娘が挑んだテーマは、韓国映画の「パラサイト」の登場人物、家族構成や社会構造を社会心理学的に分析するという、心理学の授業で習った心理学用語や概要を踏まえながら、分析しまとめた結果をプレゼンするというもので、発表時間は15分以上で20分を超えないこと。

そのため、プレゼンテーション試験の数日前はプレゼンテーションスピーチを実際に一通り行ってみて、この時間調整を何度もしていました。当初、少し長すぎで、少しずつスピーチする情報を削っていくという作業もかなり大変そうでした。

20分ほどのプレゼンテーション発表の後は、試験監督である先生からはプレゼンテーションの内容についての質問ではなく、心理学の授業で習った内容の一部から2件ほど質問を受けたとのことで、娘曰く、もう何ヶ月も前に授業で習ったから結構忘れてしまっている内容や心理学用語も使用しないといけなかったことから、この口述による質問に答えることが難しかったということ。

プレゼンテーションの試験は総合して時間もプラン通りうまく行ったとのことですが、このプレゼンの後に質問されたことで自分が答えたことについてはあまり自信がなかったとのことで、うまく答えられなかった、と言って、かなり動揺していました。

さて、この試験までの流れとしては、準備段階として、三ヶ月ほど前にテーマを決めて、担当の先生にはメール連絡してから、一度その先生と面談して話し合い。それから、試験の一ヶ月ほど前にもう一度個人面談で質問する機会があったとのことです。

プレゼンテーション用の資料はパワーポイントで作りますが、こちらは全く問題なし。難しいのは集めた情報をいかに難易度を高くせずに説明し、発表することのようです。多くの情報を発表したとしても自分で自分の首を絞めることになるので、本当に重要で関連した情報のセレクトが必要になってきます。

あとは、最後の一つの科目・フランス語の口語試験を残すのみで、今準備中です。試験対策として、フランス語で独り言を言う、ボキャブラリーの復習、そしてこの2年間でのフランス語の授業で習ったテーマについてを復習しているところです。


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