見出し画像

超広角レンズ XF8mmF3.5 R WR試し撮り③路地

はじめて買ったミラーレスカメラ用に三本目に選んだレンズは、フジノン XF8mmF3.5 R WR。35mm換算12mmという超広角レンズだ。これほど広角のレンズは使った事がないので、どんな写真が撮れるのか試そうと、千葉県香取市佐原に出かけてみた。フィルムシミュレーションは、ブリーチバイパスを使い、レトロな感じを強調した。

路地があると入りたくなる

路地の先には何がある

 歴史ある町並みであろうと、新しい街であろうと、細い路地があると入ってみたくなる。

圧迫感

 路地の迷路感や圧迫感を大袈裟に出すのに、超広角レンズが向いてるのではないかと思い、ここぞとばかりに撮ってみた。まぁ、佐原である必然性はないのだが、古い町並みの路地裏となると異世界のような独特な雰囲気があり、考えるより先に手が動く。試し撮りにはもってこいだ。

与倉屋大土蔵
与倉屋大土蔵
下新町通り

 ここは現在はホテルになっているようだ。元々は、荷物を積み降ろしする場所のように見える。現在でも物流拠点はこういう造りだが、高さが違う。昔は何に積んでいたんだろう。

亀村本店

 ひさしのくるくるするヤツ(巻き上げテント?軒先テント?)って、どこの店にもあったように思う。……今でもあるか。

亀村本店
白木屋本店か?
樋小路

 この路地は、元々はジャージャー橋につながる水路か暗渠ではなかったのかと思われる。細ければ細いほど、曲がりくねっていれば曲がりくねっているほど、そそるものがある。

樋小路

 赴きのある街灯で、路地の雰囲気にあっている。向こう側は駐車場だが、元々はやはり蔵のような古い家屋が建っていた。

 ここのように、駐車場になっている所は他にもある。観光バスが停まれる場所があるのは観光地には便利だが、そこかしこに開けた場所ができてしまうと路地感が減ってしまい、惜しい気がする。とはいえ、土蔵にも地震の影響か単なる老朽化か、傷んでいる箇所がちらほら見えた。こういう古い建物は維持するのもたいへんそうだし、この独特の雰囲気がいつまで保つのか、少し心配ではある。

 新しいレンズを買って、何か撮ろう、という気分が盛り上がったのは良い機会だった。今ある普通をどしどし撮っておこう。

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?