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「古事記」第10章「天孫降臨(てんそんこうりん)」10-6

「天孫降臨」から何年か経ったある日のことです。

国宝級笑顔の書道画家Princess香龍です❤️

小さい頃からなんやかやと世話を焼いてくれる”男おかん”みたいな「オモイカネ」にうんざりしたニニギの癒やしの場所がありました。

「笠沙の浜」です。高天原から降りてきた時から整備されて、今では色んな船が行き交う貿易港になっている所。

そこから少し外れて山道を抜けると、右に山がそびえ、左には海が広がる場所に出る。ここはなかなか人も来ないし、一人になるには最高の場所なのです。

宮殿や港の周りでは誰かに捕まってしまうし、特にオモイカネはうんざりする程かまってくるじゃん!!夜のトイレとか一人で行けるに決まってるのです。もう良い大人なんだし!!(外見はショタっぽいけど・・・)

誰もいないので、日頃の愚痴をこぼしながら歩いていると、お気に入りの海を眺めるのにちょうど良い場所あたりに人影があったのです。

そこにいたのは、ニニギが今まで出会ったことのない、「可憐」な女性だったのです。

今まで、祖母のアマテラスも、母のチヂヒメ、サルメなど、個性的な美女ばっかり見てきたニニギには新鮮な驚きでした。

思わず、声をかけます「君の名は。。。」・・・どこかで聞いたフレーズ。。。

彼女はこう答えました。「私はコノハナサクヤヒメと申します」

名前まで可愛いなんて反則でしょ!!

なんか話さなきゃ!!。。。でも、何話せば良いんだろう?スサノオ様だって、オオクニヌシ様も一目惚れした相手をゲットしてたって聞くし、自分もなんか手を出さなきゃ!!

でも、なんて話せば良いんだろう???こんな時、経験値が低すぎてわかんないや!!

「あっ。。。あのっ」・・・「はい?」

言葉が出てこない。。。一か八か。。。目を瞑って頭を下げ、握手を求めるみたいに。。。ネルとんか!!

「ヤらせてくださいっっ!!」・・・・・・「はぁ?」

彼女の冷たい「はぁ?」を聞いて、ニニギは戸惑う。やらかした!!自分、何言った??

全身から血の気が引いて、「はっ!いやっ!違うっ!」顔を真っ赤にして手をブンブンと振る姿に彼女は、悪気がなかったと判断したようです。

くすくす笑いながら返事をしてくれた。「父上に聞いてみないと、私では答えられませんの」

と予想外の答えが返ってきたのです。よかった、聞いてもらえるなんてラッキーだ!!父上とはどんな人なんだろう。

その父上は、イザナギとイザナミが産んだ山の神「オオヤマツミ」だったのです。

天照大神の孫のニニギとのご縁は深いのです。

運命を感じてニニギが感慨に耽っていると、彼女は不思議なことを言ったのです。

「私には姉もいるので、一緒にと言う話になると思いますので、一度帰らせていただきます」

お姉ちゃんってことは、絶対に美人じゃん!!ちょー楽しみなんですけど!!

2人はそのまま別れ、ニニギはスキップして宮殿へ戻ったのです。

それから数日後、約束通りサクヤヒメは高千穂の宮殿まで足を運んでくれたのです。

その時の様子は次回をお楽しみに!!

日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。

だんだん良くなる!未来は明るい!!

皆様に湯水の如く良き事が起きます!!


香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory

「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976

参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA

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