「古事記」第8章「八千矛神（やちほこのかみ）」8-6

本題の「スケコマシのやっチーが大国主神として本業を全うできるのか？」続行中です。(※「スケコマシ」＝人間力に溢れる最高の褒め言葉です）

国宝級笑顔の書道画家Princess香龍です❤️

手のひらサイズの小さな神「すくなびこ」とやっチー（大国主神）の快進撃が始まります！！

つっても、「すくなびこ」が小さな見た目によらず、山や丘を作るのが得意で、みるみるうちに自然の景色を美しく変えてしまい、山の作物もたくさん獲れるようになります。

そんなある日、やっチーは肩にすくなびこが乗っていないのに気づきます。

「あれ？「すくなびこ」は？。。まずいな、気付かないうちに潰しちゃったかな？」

すると、テーブルの上に小さな手紙らしきものを発見する。かろうじて見えるサイズの字が書いてありました。

やっチーが目を細めて読むと、「ヒャッホー！これから常夏の国へ行ってきまっする！！後のことはお主に任せたよ〜ん！！気張りや！！すくなびこより❤️」

「❤️マークつけて？あいつ、国造りの途中でバカンスに行っちゃったの？帰ってくるつもりないでしょ！！」

羨ましすぎるバカンスの旅に出ちゃった「すくなびこ」を想ってやっチーこと、大国主神こと、くにちゃん（命名）は悩んだ時の美保関に来ました。

思えば、国造りと言っても一人じゃ何もできない自分だなあと思うのです。姫たちのためならどこまでも頑張れるのに。。。

思い返してみても、母に助けられ、嫁に助けられ、先祖に助けられ、動物に助けられ、天つ神に助けられ、すくなびこにもクニちゃんはほとんど助けられたようなものです。

クニちゃん自身がやったことなんて、女の子を口説いているぐらいです。

でも、別にお願いしているわけでもなくみんなが助けてくれる。これこそが、大国主の本来の実力です。

そう、無敵なの！！どんな強敵が現れても、最初の意地悪な兄弟の八十神ですら、敵としてみていないのです。だからこそ、敵がいない！「無敵」なんだと思います。

八千矛神とか言って、女子にだらしないけど、これも魅力の表れだし、誰でも受け入れるということは、大いなる国に必要な人材だったのだと思います。

いつでも、笑える余裕がある人だからこそ、頼ってないのに動物にまで好かれるお人柄なのでしょう。プリ香一推しの神様です！！

そして、クニちゃんが大きなため息をつくと、自分の魂の半分が出ていったかのような力が抜けるような不思議な感覚がするのです。

すると、突然海がピカッっと光り、輝く球が出てきて、やがて神様が現れたのです。

白髪で初老っぽい見た目の、頼りになりそうな神様です。

都合がいいではないか！！「わあ！こんにちわ、初めまして！僕は大国主だよ！君は？」といつもの爽やかスマイル尋ねました。

すると、厳格な表情でその神様は「ワシはオオモノヌシじゃ、お主、国造りに悩んでおるな？」

なんか、事情全部わかっているような感じ。しかも名前も被ってるし。。。

それもそのはず、「ワシはお前の分身じゃ」

とか言われても、なんか違和感あるんだけどなあ。。。

「ワシを丁寧に祀れば、国造りを手伝ってやろう」「祀らなければ、国造を全力で失敗に追い込む」

選択肢０の進言にクニちゃんは「まあ、どの道ノープランだったから、祀りますよ。どうすればいいの？」

「大和三輪山の上に祀りなさい」と威厳たっぷりに言う。

そして、その通りに祀るとみるみるうちに豊かな土地が広がり、作物がよく育つようになる。

山の上から一面に広がる水田の緑を見渡すと、八千矛業とは違った種類の幸福感を得ることができたのです。

田んぼが綺麗に整っていくと、「国民一人一人の成長が、うんぬんカンヌン」とか言ってた時とは違って、みんな一生懸命に田植えして畑を耕し、みんなが勝手に国を作っていく感じになっていくのでした。

大国主が心配しなくても、国民に恵まれているから、みんなが勝手に国を作ってくれてる。。。

こうして出雲は、短期間で見事に繁栄し、そこから徐々に国全体も潤い、日本はやっと国としての基本的な形を整えることができたのです。

めでたしめでたし。。。

とはいかず、新たな展開が待っています。

それは。。。次回をお楽しみに！！

日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。

だんだん良くなる！未来は明るい！！

皆様に湯水の如く良き事が起きます！！

香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory

「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976

参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA