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人間としての能力を落とさない

昔に比べて体が調整能力が落ちていると思う事はないでしょうか?
年齢の問題ではなく、それって環境の問題かもしれないな~と思う時があります。
特に、暑さ、寒さに対する調整能力は弱っていて、少しの変化で風邪をひいたりしてしまう事もあります。
暑かったら冷房を、寒かったら暖房を・・・今や当たり前になりましたが人間は『耐える』という事をしなくなった時、その調整能力を失うんじゃないか?と思っています。
テクノロジーによって手にした便利さと引き換えに、人間の本来の力を失うとしたら・・・使い方は気を付けないとと感じています。

『もやしっ子』が増えてる?

便利になった世の中

人間って本当にすごい生き物だなと感じます。
自然界に存在する法則を日常のちょっとしたキッカケから解明し、それを使って人が困っているものを解消し豊かになるようにモノを創り出す。
蒸気機関や電気の発明、そういった動力源を使った家電など、辛い家事から多くの人を開放してきました。
情報通信技術も開発が進み、世界中の誰とでも現地に赴かなくても会えるという世の中です。
もはや便利という言葉では収まらず感動に近いですね。

BSで『家電侍』というドラマが。
面白いかどうかは別として、家電がどんな問題を解決したのかは紹介されていました。

それと同等に体は弱る

新しいものを得た時、トレードオフで失うものってありますよね。
冷蔵庫を使うようになってから基本的に食材を冷蔵するようになってきました。
気付けば冷たいものばかりを食べている。
人間、冷たいモノばかり食べていると胃腸は弱り機能が低下することで栄養の摂取能力が落ちるそうです。

PCやスマホが普及することで、人は記憶する能力が落ちると共にストレートネックという首が真っ直ぐになってしまい肩こりや頭痛という症状を引き起こします。
そして多くの人が近視になり、2050年には10人に1人が失明のリスクを抱えているそうです。

出典:沖津眼科クリニック

テクノロジーは否定しませんが

人間って怠惰な生き物だと私は思っていて、同じことをするならラクに短時間で!と追求するのだと思います。
そうなると当然便利になり、多くの時間を生み出しますし、労力も使わずに済みます。
しかし、この探求心によって世の中が進めば、人間が本来持っている能力をそぎ落としながら生きていくことになるんじゃないかと心配です。
ジムやフィットネスという場所も作られていますが、これも便利さと共に身体機能を低下させたことにより生まれた場所なのかもしれません。

テクノロジーを否定するつもりはありませんし、私も多くの恩恵を受けて生活をしています。
一日中ボンヤリしていても死なずに生きていけるのはテクノロジーの賜物だと思います。
でも、自分の中でテクノロジーとの付き合い方はよく考えなければと思います。
一種のポリシーとでも言えばカッコいいですが、自分の中で多少不便でも自分の力で何とかするという姿勢は持っていたいと思います。

社会人になりたての頃、ずーっと寝ている日が結構あった。
コンビニでご飯買って、寝て、テレビ見て・・・。

災害時、人間はどうする?

日本は地震や台風が多い国です。
災害によってインフラが崩壊した時、普段使っているテクノロジーは一時的に機能停止になります。
その時、人間は人間本来の力で生きていかなければいけません。
テクノロジーによって物事の構造や原理が見えなくなった状態で、テクノロジーが使えなくなると人間は無力になります。
そういった状態にならない為にも、人間本来の力を意識しながら生きていくことを心掛けたいと思います。
いつ来るか分からない災害に備えて・・。
阪神淡路大震災の事を思い出し、そんなことを考えていました。

学習指導要綱では『生きる力 3要素』として知・徳・体が挙げられている。
本当に生きる力を必要とする時に発揮できる自分でいなければ・・・。
子供も大人もしっかり生きる力を身に付けたい。

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