目は口ほどに物をいう
昨日、ご縁を頂いて淳風bizQにて行われたノンバーバルコミュニケーションについての講演に参加してきました。
講師として以前に一度お会いした時に、明るさと前向きな在り方に大きな衝撃を受けた『手話エンターテイメント発信団oioi（おいおい）』からリョージさん、ノブさんが登壇されました。
良い会場、良い講師、良い内容！
一人でも多くの方に共有したいと思い少し情報をまとめてみたいと思います。
淳風bizQ（じゅんぷうびずく）とは？
まず会場となった淳風bizQですが、実はこの建物は2017年まで淳風小学校という学校の校舎と下京図書館だったものを活用したものです。
建物は昭和6年に建てられたものと言われており、90年を超える歴史のある建物です。
今はスタートアップ企業が9社入居しており、地域内外の方と繋がり新しい価値を発信する場所として動き始めています。
建築物について造形が深い訳ではありませんが、歴史の教科書で文明開化以降に洋風のモダンな建物が多く建てられていた写真を見た記憶があり、まさに時代を感じさせてくれる建物でした。
単なる古いものとして価値を失うだけでなく、素晴らしいモノや事は年を重ねるごとに意味を深めより多くの方に感動や本質的な意義を言葉ではなくその存在をもってして問いかけるという役割があるのではないかと感じました。
以前に訪れた福知山の廃校を活用したイチゴ摘みのできるカフェ『610base（ムトベース）』もそうですが、学校は地域にとってシンボルであり人が集まる重要な拠点です。
福知山の610
小学校としての機能は失っても、人が集まる為に設計された建築物はまだまだ活用できますし、新たなコンテンツを吹き込むことで多くの方が繋がる素敵な場と機会を生むことが可能になります。
もちろん、莫大な費用を使って建てた建物を放置しておくという無駄な事にもならずに済みますしね。
学校だけでなく、地域には多くの意味や意義あるものが存在していると思います。
是非、見学も受け付けているようですので一度足を運んで頂ければと思います。
”人は見た目が9割”では無いが・・・
人の話を聞く時、実は言葉から情報を得ているのは全体の内わずか7％しかないんだそうです。
93％はノンバーバール、いわゆる聴覚情報（38％）と視覚情報（55％）から得ているようです。
聴覚情報⇒話のスピード、トーン、大きさ
視覚情報⇒服装、ジェスチャー、表情
じゃあ言葉はどうでもいいかと言えば当然そうではないのですが、プレゼンでもお話にしても内容ばかりに拘り過ぎて、伝え方を間違うと自分の本当に伝えたいことが伝わらないんだろうと思います。
というよりも、表情やトーンなんかはテクニックというより普段の自分が大きく反映されている様に感じます。
所謂、”在り方”という事なのでは？と思います。
昨日ご登壇された『手話エンターテイメント発信団oioi』のリョージさん、ノブさんは伝え方のポイントという事で色々とレクチャーしてくださいましたが、お二人は普段から”在りたい自分”を意識しておられるのだろうな・・と感じました。
まず無理していないし、登壇された後も同じトーンでコミュニケーションをとっておられる。
本当に自分たちが大切に大切にしていることを実践し伝播していることがビシビシ伝わってきました。
そんなoioiさんの目的は『”きこえる人”と”きこえない人”の間にあるバリアをぶっ壊す！』です。
誰もが同じ人間なのに、すぐに自分と相手との間にバリアを自分から作ってしまいます。
そんな社会では誰もが輝ける社会はやってこない。
だから、自分たちが動くんだ！
そんな想いが伝わってくる団体です。
声が聞こえる人こそ！
今回の講座を通じて、私も含めてコミュニケーションを音声に頼ってしまっているな・・と感じました。
どんな言葉を吐くのか、どんなトーンで話すのか、くらいは意識しますが表情、目線、ジェスチャーは無関心に近いと思います。
でも人とのコミュニケーションはトータルで判断をしています。
言葉と表情や目線が一致しなければ嘘っぽく見えてしまったり、自信が無さそうに見えたり、虚勢を張っているようにも見えます。
視覚と聴覚と言葉のギャップが大きければ大きい程そう感じますし、人間的なレベルが高い人ほど感覚が鋭くそのギャップを感じてしまうのではないかと思います。
皆さんは、どんな方と時間を共にし自分の人生を歩んでいきたいですか？
できれば明るく前向きで、レベルの高い人と一緒に色んな事に挑戦できたり倖せな人生を歩みたいですよね？
その為にはコミュニケーションを通じて人間関係を構築する必要があります。
そしてコミュニケーションの質が人間関係の作り出します。
質は、決して言葉巧みになることではありません。
自分の前身から発せられるエネルギーです。
顔も体も言葉も想いも全てをフル動員して人とコミュニケーションを取りましょう！
そしてそういった自分になれるよう普段から自分を見直し、”在りたい自分”に意識を変容させていきましょう！
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