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「心理的安全性のつくりかた」を読んで

「心理的安全性のつくりかた」を読みました。去年の夏あたりに買ってあって、今年の6月まで本棚で発酵させていたんですが、いざ読んでみるよ今困っていることにダイレクトに関係する内容が多く、何でもっと早く読まなかったんだーっと、一人で反省するということをしてました。

この本でユニークだなぁと感じたところは、日本の書籍であるがゆえに日本ならではの心理的安全性に関する側面が多く載ってることかなって思います。あとがきでも筆者が言ってるんですけど、色々と苦労してやっと見つけた原理原則みたいなものが丁寧にまとめてある印象を受けました。おそらく、日本の企業で働くほとんどの人が「あぁ、たしかにそういう事あるなぁ」って思う内容があるんじゃないかなと思います。そういえば、上司と話しづらいなぁとかとか。

心理的安全性ってGoogleが初めて世に出して(だったはず)、その内容はうなずけるし実際に現場に導入したいんだけれど肝心のHowが今までなかったんですよね。あったとしてもあまり体系的にまとまってなかったんじゃないかな。少なくとも私の周りではそうでした。んで、この本は原理原則から丁寧に解説してくれているので、心理的安全性って何?それって重要なことなの?って思っている人も理解できるようになってるのかなと。

マインドフルネスの話が出てくるんですけれど印象的でした。たしかに他人を攻撃したり、感情的に何かを判断したりしないためには"今ここ"に集中することが必要だよなって思います。私は「マインドフルネス 気づきの瞑想」を読んで毎日ではないですが数年ヴィパッサナー瞑想を続けていますがここでもでてくるかって思いました。マインドフルネスは生活の基礎だなってつくづく思います。

行動分析の話も面白かったですね。中身は非常にシンプルなんですが、奥が深いというか、常にそこにある法則?みたいなものなので、理解できるよガラッと見える世界が変わった気がします。「話しやすい環境が良いよね。じゃぁこうしたほうがいいよね」って言われるよりも、その原理原則から納得できるので、確かにそうだなって思いました。

「確かにそうやな行動」っていうフレーズは少しだけフフッっとなりました。うん、日本の書籍やなって。(最近、和訳本を読んでいたんで)

というわけで、心理的安全性って何?どうすれば導入できるだろう?って思っている人は読むと何らかの発見があると思います。


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