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上下関係よりも同じ目線で話ができる関係を作ることが組織には必要なのではないだろうか?

最近、こんな本を読んでいる。

どちらも組織に関する話で人間関係、チームの話を中心にしている。28年くらい生きてきて最近ようやくわかったことなんだけれども、チームワークに関するノウハウって私は好きみたい。どちらの本も読んでいてぐいぐいと引き込まれる。学生の頃は人見知りで、体育祭とか文化祭とか陰でひっそりしているタイプだったんだけども。意外だ。

これらの本を読んでいてひしひしと感じるのは、上下関係を重んじる組織って昔はよかったけれど令和の時代ではそんなよくないよねってこと。製品を大量生産すればOKな時代はとっくに過去の話で、大半の仕事は知的生産(いかに良いアイデアを思いつけるか)で回っているらしいです。へー。

そういった時代で求められる組織、言わば人と人との関係って「対等」のほうがいいよねって話。確かにそうだな、と納得した。グーグルがやった大規模実験「プロジェクトアリストテレス」で発見された「心理的安全性」も、「ソーシャルキャピタル」という考え方も、結局のところいい人間関係がいい結果を生むって結論を出していると思うんだよね。

ピラミッド状の組織でそんなことができるのか?は正直何とも言えない。個人の考え方に依存する部分が大きいし、かといって個人でどうにかなる問題でもない気がする。ただ、ピラミッド状の組織かどうかは置いておいて、「厳しい上下関係」が文化・風土として定着している組織は心の奥底から部下・上司を仲間として捉えることは難しいんじゃないかな?というのが正直な感想。


「だから僕たちは、組織を変えていける」本の公式サイトに書籍内の図が載っていて自由に使えるらしい。この図を作るのにもお金と時間がかかっただろうに、これはすごい。


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