短編小説「外面がいい」
リビングには、厚めのカーテンの隙間からひとすじの陽光が差し込んでいた。
雅也はいつものようにソファに腰を下ろし、無言のままリモコンを手に取ってテレビをつけた。
画面には、今日もどこかで収録されたバラエティ番組が映し出され、定期的にワッという笑い声が沸き起こる。
幾たびの笑い声にも彼の表情は変わらず、テレビを見ているというよりも、ただその前に座っているだけに見える。
テレビの中の雅也とはもはや別人だ。
全身黄色の衣装をまとった彼は、司会者に話を振られていた。
彼が答えた一言が、池に小石を投げた時のように他の芸人たちの一言、一言につながっていき、その度に笑いのさざなみが起こる。
マンゴーのようなつるりとした黄色の衣装が、陽気なキャラクターによく合っていた。
外面がいい、という言葉が思い浮かぶ。
だが、絨毯と同化しているかのような、無地の灰色のTシャツとジーンズ姿を見て、私は言いかけた言葉を飲み込んだ。
私は、キッチンで淹れたばかりのコーヒーをカップに注ぎ、彼の隣にそっと差し出した。コトリという音に雅也はカップを一瞥すると、そろそろと手を伸ばしてそれを受け取る。
「ありがとう」
関西らしく、「とう」がやや強めのイントネーションはテレビの中と変わらない。だが、その声はテレビの中の雅也とは違い、低くてくぐもっていた。彼がカップに口をつける音が、リビングの静けさをさらに際立たせた。
私は彼の隣に腰掛け、しばらくの間、二人で無言のままテレビを見つめた。雅也はコーヒーを一口飲んでは、またソファの背に体を預け、どこか遠くを見つめている。
テレビの中では、雅也が共演者に突っ込むシーンが流れていた。あの人が、顔をくしゃくしゃにしていた。
「ねぇ、松っちゃんが笑ってくれてる。」
一瞬、雅也の表情が動いた。そして、彼は微かに口の端を少し上げた。
「今だけやで、そんなん…」
その言葉は、ほぼ聞こえなかった。
その日、私たちはそれ以上話すことなく、ただ隣り合って過ごした。
たねあかし
この小説は、ほとんどをChatGPT4oに頼っている。
私は、設定とタイトルを送り、表現を好きなように修正しただけである。
修正前のテキストはこちら↓
小説は書いたことがなかったが、いつか書いてみたいと思っていた。その一歩目にAIの力を借りるのも悪くないかもしれない。
芸人はテレビに出ている時と、家の中でキャラが違うことがあると言われるが、近い関係の人はどう思ってるのか、気になっていた。
あと、あの立ち位置は松っちゃんしかいない。
松っちゃんが笑ってくれたら、嬉しい。
できたら戻ってきてほしい。
◼️追記
この芸人のことが気になってしょうがなくなってしまい、続きの話は自分で書いてみた↓
全5作も書いてしまったのでマガジンに収納。2人の出会い、そして奥さん大好き芸人への出演まで↓
ChatGPTの小説における使い方↓
サポートよりコメントがいいな...というぐらいのコメント大好き人間です。 もちろんサポートいただけるのもとっても嬉しいです。