三本の針。

若さを忘れるのは難しい。

30代で20代の反省をして 20代で10代の馬鹿を悔い10代の頃のは母の背中ばかりを振り向いていたのだろう。そんな母が今日また一つ歳を重ねた。
『おめでとう』と言うには少し失礼だろうか?

『おめでとう。』

そんな自分も先月 40代の始まりに立つ。
50代では40代の何処を振り返るのだろうか?
まだ道は始まりで、お酒と煙草ばかりは辞められそうにない。
根性までは母の胎内では作られなかったらしい。


この街と暮らしが好きだ。
若い頃に色々な街と暮らしを試したが、先人のありがたい言葉
『住めば都』に蹴りを入れて生まれ育ったこの街に帰ってきた。
田舎とか都会とかそんな話ではなくて仲間が居て家族が居る同じ景色が恋しくなった。一生をここで使い果たすつもりだ。

たまに友人と酒を飲むと決まって過去と現在が行き来する。
『あの道のお寺の階段でさっ!!』とか『あの○○のアパートは取り壊しになった…』とか。この会話で???が出る奴など誰もいない。
それが楽で非常に愉快 愉快。自分に限っての事だけではないと思う。
みんなそんな感じではないだろうか?

人は等しくは歳をとるのだ。
感覚の話をするならば 『若い自分のまま老けて行く』と…。
文字に起こすと意味不明だが、自分の言葉の限界なので勘弁願う他はない。

若さとは現在の自分が暮らす為に必要なショートカットで経験と喜怒哀楽の詰まった過去は非常に輝かしいく大切なのだ。
俺には未来の事はよく分からん。
自分の事も進歩する社会や時代の事も興味もないが…。
今の自分が田舎で能天気に生きる事には興味しか沸かない。
その上で必要なのが酒と煙草と過去の自分だ。

若さを忘れるのは難しい。












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