コーヒーマスターな友達
僕の数少ない友達の一人に、コーヒーメーカーへの就職を目指している男がいる。しかもどうやら、そいつは本気らしい。大学一年生のこんな時期から、毎日夢に向け本気で取り組んでいる。
しょっ中喫茶店に足を運んではコーヒーの味を研究し舌を肥やしているらしく、それ以外にも自分たちでカフェを開くポップアップもしているらしい。
そんな彼についたあだ名は、マスター。(カッコいいじゃないの
服が茶色く染まっていたらいいなとか、バッグからほのかにコーヒーの匂いがしたら面白いだろうな、とかくだらんことを考えています。
ただこのマスターにはからかいだけでなく、畏敬の念も篭っているのだ。
だってそうだろう?
世の中に本気でやりたいことやれてる気力あるやつが、何人いるんだっていう話さ。
彼にはホント、立派なマスターになってほしいし、やがて大人になり晴れて成功した日にはさ、やつのカフェにふら〜っと訪ねて行って、
「あの時のオレだよ。覚えている?」とかスカしたことを言ってみたいね。
それで、「あぁ〜。大学の時の。じゃあ、サービスで一杯お出ししますね」とか言われちゃうわけ。
ただぼくはコーヒー一杯分のカフェインだけでその晩眠れなくなってしまうからノンカフェインのコーヒー、あるかどうかわかんないけど、それを例えばジョニミッチェルとかを聴きながらズズっといきたいね
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