レコード屋の楽しみ　〜下北でイチバン安心できるところ〜

　
　若者文化の聖地、下北沢。

　ここにはライブハウス、古着屋、カレー屋、カッフェその他とあらゆるカルチャーが集結している。そしてその人気ぶりはすさまじく、昨今の古着ブームの煽りもあり金土日になると人だかりでスゴイことになる。

　茶沢通りの住民であるぼくも下北を散歩することが大好きなのだが、古着屋の混雑具合には辟易してしまう。

　そこで最近足を頻繁に運んでいるのは、レコード屋さん。
　実はここが下北でイチバン安心できる場所ではないか？と思ったりする。

　なぜか。それには絶妙な敷居の高さが効いている。
　第一大抵のレコード屋さんは地上階にない。目のつくと所にはないのだ。ちゃんと下調べをしておかないと通りを歩いていても、まず存在に気づけない。

　すっごく排他的でイヤな言い方かもしれないけど、ほんとに音楽を好きな人しか集まっていない感じが安心できるんだ。そして一面ズラーっとアルジャケが並んでいて好きなモノに囲まれているという多幸感！

　小一時間目を凝らしてdigした後に、外に出たときの感覚もすごい好き。

　騒がしい現実に帰ってきた感ね。