一人暮らし、または川のほとりについて

 4月1日に一人暮らしを始めて、もう2ヶ月が経ったらしい。はやいなぁ。引っ越し当初は本当に大変だったけど、慣れというのは怖いものだ。だんだん平気になってきた。
 
 多摩川のほとりにたって(情けないことに)ぐずってたのが嘘みたい。
「なんで一人暮らしなんて始めてしまったんだろう。もうぼくは2度と実家から出ないぞ」と18才にして、永久ニート宣言をし、葛飾ラプソディを聴いてはノスタルジーにひったていたものだ。(ちなみにあの曲の舞台は中川であって、多摩川でない。)

 そんな我が聖地、多摩川をしばらく歩くと二子神社という社に出会った。この神社何がすごいって、隣に岡本太郎のでっかい彫刻が建っているのだ。
 何の変哲もないいかにも日本らしい建築物に、太郎節の効いたアートのある、そのカオスさよ。
 彼のデザインって今後100年、200年経っても、モダンであり続けるんだろうな〜、すごいな〜とポッ〜と眺めていると、そういえば地元の高校の近くにも、似た雰囲気の川があったなぁと思い出す。

 川って面白いよね。源流の方へ、もしくは河口のある海の方へ、ずっーと歩いて行きたくなっちゃう。多分、たしかめたくて。


 

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