見出し画像

お手軽に安全に儲ける方法を探した私

はじめまして。


私は、だめトレーダーでした。今でも、過去形で書いていいのか少し自信がないところがあります。
でも、少なくとも1年ほど前に比べれば格段に自信を持っています。

「日経よく読むバ〇になる」だった時期

どのくらいだめだったのか。具体的に書きます。
しがないサラリーマンの私は約10年前に株式投資を始めました。
結婚して、より多くの生活資金が必要になったからです。

最初は、「日経よく読む」が基本だろうと思い込んでいました。
日本経済新聞の1面に「新規大型受注」みたいな記事で出ている企業の株を当日に何も考えずに買っていました。
不祥事が伝えられた企業の株を持っていたら、絶望して売りました。
決算発表で「大幅増」と書いてあれば、翌日に買いました。

その結果、全くうまくいきませんでした。

そして、株の雑誌やネット記事を読みました。ラジオ日経もヘビーリスナーでした。今でも、鎌田さんや叶内さんの話は好きです。
そういうものを通じて知った「有望銘柄」を監視して、「今が買い時」と判断した銘柄を買いました。

その結果、やっぱりうまくいきませんでした。

そのうち、ネットで大々的に宣伝している投資顧問会社の会員になってみたり、知人に紹介された株情報のサイトの有料会員になってみたりしました。

でも、うまくいきませんでした。

ただ、教訓を得ました。
大手であれ、ネットであれ、メディアが伝える「推奨銘柄」みたいなものは、「どれかが上がる」「いずれは上がる」(かもしれない)です。
「上がる」前にかなり下がるかもしれないのです。
特に、ネットで宣伝している会社の煽りはかなり誇張があると身を持って知りました(どことは言っていません。あくまで私の感想なので、すべての投資顧問会社がだめだという意味ではありません)。

そこで、やはり自分で知識を得ないといけないと思いました。
「1日5分の研究で儲かる!」みたいな題の本を読みました。

しかし、これも挫折しました。

本気で実践しようと思いましたが、「1日5分」はあくまで十分に基礎が整ってから軌道に乗ったら、それぐらいの時間でも十分かもしれないということです。
その域に達するためには、膨大な時間が掛かります。

当然ですね。1カ月に何十万円も稼ぐために、普通のサラリーマンは毎日8時間以上、週5日勤務するわけです。「プロのサラリーマン」は残業もあるし、休日に出勤することもあれば、仕事のための勉強や接待の飲食やゴルフもします。
仮に週5日の稼働だとしても、「8時間」を「5分」に短縮するためには相当な修練が必要です。

私自身、仕事で常に新しい情報を入手することを強いられる職種で、株の勉強に費やす時間は限られています。

要は、私は「お手軽に安全に株で儲けたい」わけです。
そんな虫のいい話がなかなかないことは分かっていますが、追求しました。

「株は技術だ!」

数年前、ラジオ日経で「株は技術だ!」と叫ぶ面白いおじさんの番組を聞きました。
多数の移動平均線の動きとローソク足の形状で分析するという意味では古典的な手法なのですが、この人の話術はなかなかのもので、「私もチャートだけで儲けることはできそうだ」と思わせました。

しかし、実際にやってみると、そんな簡単にはいきません。
おじさんがラジオで話している通りに分析しているつもりでも、値動きの予想はなかなかできるものではありません。
おじさんの本も買って読みましたが、なかなかうまくいきませんでした。

ただ、だいぶたって私は一つ気付きました。
毎日、隙間の時間を見つけて色々な銘柄のチャートを見ているうちにある重要な法則がやっと見えてきました。

株は安い時に買って高く売る

それは、株で儲けるためには「買った時よりも高い値段で売る」です。
言い換えれば「安く買って、高く売る」「高く買って、さらに高く売る」です。
当たり前のことですが、だめトレーダーだった私は見えていませんでした。

「高く買って、さらに高く売る」こそが株式投資の醍醐味だというような感じで記事を書かれている方がおられます。多分、優良銘柄を見つけることが得意な人にとっては「高く買って、さらに高く売る」は有効な手法だろうと思います。
でも、私はだめトレーダー。そんなことはできません。

一方で、「安く買って、高く売る」ためのチャートの形状なら、見つけ出せる気がしました。
なぜなら「悪材料」が出た銘柄を売ったら、その途端に急上昇した経験を何度もしていたからです。

そう、株は「下がれば上がる」のです。
「悪材料で尽くし」で反騰することもあれば、「売られすぎ」で戻すこともあります。
そこで、チャートの分析ツールを使って、移動平均乖離率がどの水準まで下がり、どこまで上がれば儲けることができるのか調べてみました。

ここから先は具体的な乖離率について書きます。
(ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
以上は、あくまで私の個人的な記録ですので、実際の投資はご自分の判断でお願いします。)

ここから先は

700字

¥ 1,000

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?