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臼蓋形成不全ってどうやって検査するの?①

おはようございます!ジョイントフィットネストレーナーの中尾量です。

今回の記事は臼蓋形成不全(寛骨臼形成不全)の検査について紹介していきます。

股関節痛がある方で臼蓋形成不全という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

今回の記事では具体的にレントゲン画像のどこをみて臼蓋形成不全と判断しているのか、説明していきますね。

参考になれば幸いです。よろしくお願いします!

臼蓋形成不全って?


出典:人工関節講座

股関節は骨盤側の受け皿(臼蓋)と大腿骨の先端(大腿骨頭)で構成されています。
臼蓋形成不全とはその骨盤の臼蓋が何らかの原因で発育不全(形成不全)であることを指します。

原因としては先天性(生まれつき)によるものや、臼蓋の発育が不完全な後天性のものもあります。また最近では遺伝的要因なども関係しているとの研究もあります。

臼蓋の発育不良により、大腿骨頭を十分の覆うことができないため、局所にストレスが集中し、痛みが出たり変形性股関節症の原因となります。

ではどのようにレントゲン画像で判断しているのでしょうか?

レントゲン画像でCE角をみて判断している


レントゲン画像でみる項目として、CE角という角度を参考にして、臼蓋形成不全があるのか判断していきます。

CE角とは大腿骨頭の中心を通過する垂線と、臼蓋の外側の縁を結んだ線を結んだ角度のことです。

正常範囲は30°前後と言われていますが、20°以下だと大腿骨頭の被りが浅いことになり、臼蓋形成不全の可能性が高くなります。

他にもレントゲン画像でいろんな角度を参考にして、臼蓋形成不全があるか判断していきます。

また次回以降で判断基準を紹介していきますね!

以上参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!

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