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クラシックなQUEEN

ほっと一息つきたくなる時。気持ちがざわざわしている時にこの曲を聴いて落ち着こう、と思える曲ってありませんか?

お恥ずかしい話ですが、QUEENの曲でどういう訳か初めて聴いた時から何年経ってもいつも涙が出そうになる曲があるのです。


QUEENといえば、初期中期後期と少ずつ曲のテイストが変わってきて、どの時期のQUEENが好きかは人それぞれだと思います。

私は2枚目のアルバムが一番好きなので、初期のQUEENが特に好みです。とはいえオタクなので総じてどの時期でも好きなのですが。

2枚目のアルバムといえば、「QUEEN II」というとても凝ったアルバムで、クラシック音楽が好きな方はこのアルバムは好まれるのではないかと思います。

このアルバムは大まかに言うと、前半と後半に分かれていて、主に前半をブライアン、後半をフレディが作っています。

後半のフレディの曲は、とても複雑で聴きごたえのある曲が多いのですが、その中で曲と曲の間に休憩のように挟まれている小曲があるのです。1分半にも満たない短い曲です。

◆「Nevermoreネバーモアー(QUEEN)」

フレディ作のこの曲はあっという間に終わってしまう短い曲なのですが、どういう訳かこの曲を聴くと心が揺さぶられるのです。


ここからは個人的な感想です。

クラシック音楽を思わせるこの曲を聴くと、いつもシューマンの名曲「トロイメライ」の情景が浮かんできます。

え、シューマンとQUEEN?全然違う。と言われるのを承知で書いてますが、私にはそうなんです。

QUEENの曲なのに、古い時代の東ヨーロッパの風景が浮かんでくるのです。曲を聴き終えると温かくて懐かしくてたまらない気持ちになって涙が出そうになるのです。

この曲に特に惹かれるのは、QUEENといえば激しい曲や凝った曲が多い中、この曲はまるで手違いで出来上がってしまったかのようにシンプルで飾り気がない曲だからというのもあります。そのくせどうしてもこの曲がここにないと駄目だと思わせる存在感もあるのです。

更にはこの曲を作ったのがフレディ・マーキュリーだからというのもあります。

フレディの生い立ちから最期まで知っているファンにとって。派手な一面や荒れている時期、色んなフレディの姿を知っているけれど、この曲によってフレディの心の純粋さに触れたようで、どうしようもなく切なくなるのです。

心が疲れている時や、自分を見失いそうになる時ふとこの曲を聴きたくなるのです。



…と、朝からここまで勢いに任せて書いてしまいましたが、ただこの曲が好きだと言うだけの話です。

Nevermore(QUEEN)

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