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QUEENの演歌?

QUEENの楽曲の中で、聴くといつも「んん?」と引っかかる曲があります。

数あるQUEENの楽曲の中で、この曲だけはなんだかテイストがまるで違うのです。QUEENのイメージをコロッと変えてしまう曲、とは言い過ぎか。

それがこの曲です。

◆「One Year Of Love(愛ある日々)」Queen


こちらは、ジョン・ディーコンが映画のBGM用に作った曲なのですが、QUEENにはこんなねっとりとしたムーディな曲はないのです。

特にジョンの曲はポップで爽やかな曲が多いのに、突如登場したこの曲にジョン、どうした?と不思議に思うんです。

そして最もQUEENらしくないのが、ブライアンのギターがないことです。メイン楽器はシンセサイザーとサックスです。

きっとこの曲を収録するにあたってハードロック好きのブライアンは「キーっ」となったはず。こんなムーディな曲はQUEENじゃない!と。ギターの出番がないじゃないか!と。

この曲を聴いていつも思うのが「この曲って、QUEEN版、演歌?」という怒られそうな発想です。

イントロがもう少し長かったら演歌の前口上が流れそうな曲ではないですか?

この曲のジャンルはなんなんでしょうか?ブルースではないし、ソウルかな?いや、ポップスなのか、でも演歌ではないか。ワムの「ケアレス・ウィスパー」も同系統な気もするが。

昭和終わりあたりのメロドラマに出てきそうな曲。スナックで誰かが歌ってそうな曲。いい曲なのだが、なんだか日本人には馴染みすぎやしないかい?と思うんですよね。

そこで、もしやこの曲を作ったジョンは、演歌からヒントを得たのではないのか?というまたとんでもない妄想がもくもく湧いてきました。

この曲のどこが演歌だ!と思われた方はすみません。ここからは更に妄想が続きます、お許しください。

◼️昭和後期の日本のヒットソング

この曲が作られたのは1986年。QUEENの最後の来日公演は1985年でした。ジョンが日本に最後にいたのがこの時期です。(その後プライベートで来日したかはわかりません)

1985年(昭和60年)の日本のヒットソングを調べてみると、

その1、「ジュリアに傷心」チェッカーズ
その2、「ミ・アモーレ」中森明菜
その3、「恋におちて」小林明子


こんな曲が流行っていた時代である。

ちなみにムーディな名曲「ラヴ・イズ・オーヴァー」を歌う欧陽菲菲さんがレコード大賞を取ったのが、1983年でした。つのだひろさんの「メリージェーン」は1971年。

ジョンは来日中、他のメンバーとは違ってごく普通の日本人の日常を味わいたい、と、居酒屋に紛れ込んだり、ディスコに紛れ込んだりしていたんですよね。

ということは。
ロックスターというより、わりと普通の人であったジョンは、日本の音楽にも触れていたのではないのか?と。欧陽菲菲さんやつのだひろさんの曲も聴いていたんじゃない?なんて。(彼らは演歌歌手ではない?)

ジョン↓
「お酒のシーンのBGMで流す曲を作らねば。そうだ、日本のスナックで流れていた曲をヒントにするか!」

みたいな。

◼️QUEENが来日中に見ていた番組とは

さて余談ですが、QUEENのメンバーが来日中に見て盛り上がっていた日本のテレビ番組は「11PM」だったとか。どんな番組だろうと検索してみると、「深夜お色気番組」ですって。(知っている人いらっしゃるかな笑)

説明には「ストリップ対決」なんていうワードも。どんな番組だったのか、なんとなく想像はつくが…。QUEENのメンバーは色んな意味で日本を楽しんでいたのかも知れないですね。笑

また、西城秀樹さんの「Y.M.C.A」をメンバーで振り付けして踊っていたという記載もあるので、QUEENは日本のエンタメにも触れていたのですね。


てことは、やはりこの曲はジョンは日本から影響を…。(いよいよ怒られる)


好き勝手書きましたがが、名曲で大好きな曲です。

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