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〜寅に翼〜 つけこんじゃってください!

どうも。
こりーぬ、です。
初めての方も、また読んでくださってる方も
ありがとうございます。

今週ももう木曜分まで放送されちゃったんだけど
色々あり過ぎて、どうしても今書いておきたい。
本当は水曜までの分で書いておきたかったのに
朝、出がけにバタバタして
まともに見られず、書くには情報が足りず。
長くなりそうなんで、覚悟して読んで!

先週はライトハウスの外で
泣いてしゃがみ込んでる航一さんを
寅ちゃんもしゃがんで背中を摩ってあげる
というシーンで終わりましたが、
その続きからスタート。

落ち着きました、と言って
立ち上がり、向かい合って
寅ちゃんをじっと見つめる航一さん。
「佐田さん、今度の休日は何を?」
「いえ、特には」
「では、お会いしに行っても?」と聞く彼に
「えっ?何をしに?」って素で答えちゃうのが
寅ちゃんだよな。
「何を、しに?」と逆に困惑する航一さん。
「ああ、失礼な言い方でした」と
すまなそうな寅ちゃんに
「麻雀をお教えするという約束を
果たせていませんでしたから」
店内に戻ると、
皆ホッとした顔をしてたんだけど、
急に入倉が泣き出して、
寅ちゃんが慌てて、どうしたの?と聞く。

「俺、人を見る目がなかったなって。
俺、星さんは退屈でつまらない人だとばかり。
佐田さんのことだって、小うるさいクソババア
としか思ってなくて」
すると寅ちゃん、
「私も思っていたわ。差別主義者のクソ小僧って」
「はぁ?」

ちょっと!こんなとこで
急にコメディパートに入らないでよ!
そりゃあ、杉田兄弟も苦笑ですよ。

ここでお互いに謝りあうんだけど、
それを航一さんが優しく微笑んで見守ってんの!
そして、更にその様子を涼子様が
微笑ましく見守ってるのが、ねぇ?
これまでも涼子様は
いち早く航一さんの思いに気づいていて
店内での会話や表情の端々を見ては
微笑んでるのが神々しかった……

帰宅後、稲さんと優未ちゃんに
星さんが日曜に来ることを伝えると、
稲さんは、ライトハウスの常連さんと
買い物に行く約束があるから、
優未さんと一緒に映画でも行ければ
良かったんだけど、というけど、
優未ちゃんは星さんに会いたいから
大丈夫!と言ってくれる。

稲さんも、せっかく寅ちゃんが
繋げてくれたご縁を
しっかりつかんでいきたいと思ってくれてる。

眠った優未ちゃんのお腹をトントンしていると
昼間の航一さんの背を撫でたときの
ことを思い出して、
なんとなく居た堪れなくなる寅ちゃん。

自分が言った
「航一さんが抱えているものを分けてほしい。
一緒に藻掻きたい。少しでも楽になるなら」
という言葉に
しゃがみこんで泣き出してしまった彼を。
少し落ち着いてからこちらを
ただじっと見つめてくる航一さんを。
それは、いつも頭ひとつ分以上は身長差のある
二人の顔がこれまでで一番近づいた瞬間だった。

この時の航一さんね、
そりゃあもう、色気が!
ダダ洩れですよ!
あさイチでも大吉先生が同じことを
言っててガッツポーズしちゃった。
この人、全力で誘惑しに来てるよね!

流石にちょーっと鈍感な寅ちゃんも、
ちゃんと気になり始めてる。

日曜日に家に来た航一さんは
麻雀を教えてくれるんだけど、
その合間に優未ちゃんが、
家族の写真を持ってきて航一さんに
これが誰で、とか説明し始めるの。
優三さんと写った写真を「夫です」と
説明する寅ちゃん。

この家族写真をみるといつも思うんだけど、
優三さんの顔が、
写真を撮られ慣れてない人の表情をしてて、
仲野太賀さんって
ちゃんと二枚目半を演じてて
素晴らしいなと思う。

すると、航一さんも懐から写真を取り出して
「妻です」と家族写真を見せる。
綺麗な奥様に、大きい男の子と
少し幼い女の子。
上の子は今は大学生で、と説明しているので、
下の娘さんは高校生くらいかしら。

そうしていると、誰かが戸を叩く。
戸の外には杉田兄弟が酒と土産を抱えて
乗り込んできた。
もちろん、誰が呼んだ訳でもなく、
彼らは、寅ちゃんと航一さんが会っていることが
周りに変な風に知れると噂になっちゃうからさ、
みたいな気を利かせたつもり。

航一さんは「なるほど……」に
二人の邪魔をされた苛立ちを滲ませる。
しかも、杉田兄が「年はいっても男と女」
とか言うもんだから
ナレーションの尾野真千子が
「やめろ!やめろぉ!娘の前で
そんなこと言うなぁ!」
と吠える吠える!

4人で麻雀勉強会をしながら
散々飲み食いして、酔っぱらった兄弟を
送り届ける航一さん。
次行こ!とか言われても冷静に
「行きません」と何度も断るの、すご。

そして、片付けをしながら優未ちゃんが呟く。
「星さん、お母さんのこと好きなのかな」
寅ちゃんは、「ごめんね、
お母さんのああいう話聞くの嫌よね?
優未が嫌な気持ちになるようなことは
絶対にしないから!」
と言うのに、優未ちゃんは
「お母さんが誰を好きでもいいけど、
私のせいにしないでね」と
花江ちゃんやはるさんの態度を思わせる
冷静さを見せるのです。

翌日?庶務課長が噂話を聞かせる。
最近、高瀬君と小野さんが
良い雰囲気なんだって。

以前の高瀬君は言いたいことをなかなか言えず、
美佐江さんのお父さんとひと悶着あったけど
(美佐江と何かあったのではなく、
おとなしいのを馬鹿にされてて
爆発して殴りかかったって感じだった)、
それをきっかけに自分の意見を言うように
なったし、明るくなった気がする。
小野さんは、朝鮮人との婚約を破棄した人。
この二人が昼休みの度に、
高瀬君が好きなロシア文学の小説の
話をしたりして
楽しそう過ごしていると。

すると、杉田弁護士兄弟が慌てふためいて
やってくる。
美佐江さんが補導されたらしい。
最近、新潟市内で女子高生が
男に売春を持ち掛け、財布から金を盗む事件が
多発しており、関与したらしき女子高生と
美佐江さんが新潟市内で一緒にいたようだと。
受験を控えているから何とか穏便に済ませる
ように手を尽くしてくるとのこと。

それは昭和27年の年末。
知り合いの刑事から入倉が仕入れた情報では
女子高生2人は事実を認めて少年鑑別所にいる。
でも、「女生徒に色目を使うおっさんから
金を巻き上げて何が悪い。私は特別なんだ」と。
『特別』という言葉に、
美佐江さんを思い浮かべた寅ちゃんは
「その女子高生は赤い腕飾りを
していなかった?」と聞く。
入倉は「何でわかるんですか⁈」と驚く。

美佐江さんは、私の『特別な存在』の人に、と
赤いビーズで作った腕飾りを寅ちゃんをはじめ、
刑事事件にかかわった男子高校生にも
同じ物を渡していた。

ライトハウスでは、受験を控えた高校生たちに
涼子様が数学を、玉ちゃんが英語を教えている。

食事をしにきた寅ちゃんたち3人は、
美佐江さんが最近もここにきているかを
尋ねるが、いつもと変わらず来ている様子。

ハヤシライスを食べた後、帰ろうとした
寅ちゃんは扉越しに刑事事件の裁判で
赤い腕飾りをしていた少年が外に立っているのを
見かける。そのまま見ていると
美佐江さんがやってきて彼女に話しかけている。
美佐江さんが寅ちゃんたちに気づいたので
外に出ていくと、少年は逃げていく。
美佐江さんは、何事もないように
挨拶を交わして店に入っていった。

美佐江さんが、三条支部に訪ねてくる。
これから新潟の家裁の面接にいくのだという。
話をしているうちに、
美佐江さんは、
「法律の本を読めば、どう裁かれて
どういう量刑が定められるのかはわかるけど、
なぜ悪い人から物を盗んではいけないのか、
なぜ自分の体を好きに使ってはいけないのか、
なぜ人を殺してはいけないのか、
わからない」
わかったらきっとすっきりするんでしょうね、
と言う彼女に、私もわからないけど
一緒に考えてみない?と語りかける。

でも、そこに図書館帰りの優未ちゃんが
やってくる。
とっさに、美佐江さんから庇うように
優未ちゃんを抱き寄せてしまった。
複雑な表情を浮かべて
黙って帰っていく美佐江さん。

結局翌年の1月に彼女に対しては
審判不開始という決定が下る。
釈然としない寅ちゃんたち。

また航一さんと寅ちゃんがライトハウスに
行くと、追い込み真っ最中の美佐江さん達が。
その隣にいる男子学生の手首には
例の赤い腕飾りが……怖いっ!
彼女、サイコパス、だよね?

自分の行動に後悔の涙を滲ませつつ、
学生たちに背を向けてカウンターに
座っているのがやっとの寅ちゃん。
美佐江は余裕綽々。

次の日曜、優未ちゃんは
様子がおかしい寅ちゃんに気を利かせて、
稲さんと映画に出かけた。
すると、そこに航一さんが訪ねてくる。
読まなければならない書類を持って
寅ちゃんを心配して、
一緒にいようとしてくれた。

……本当にただ書類を読んで、
同じ空間に黙って一緒にいるだけ。
寅ちゃんは洗濯物をたたんだり、
麻雀の牌を揃えて重ねる練習をしたり。

みんなわかってるけど
伊藤沙莉は、天才だと思う。
あれだけ、牌を下手にもって
派手にぶちまけるのを同じように
何度もできるって、本当に天才!

まあ、その航一さんの沈黙が
寅ちゃんの心を軽くしたのも事実で。
航一さんが、優三さんに持たせたお守りに
目を留めたのがわかって、
お守りを作ったこと、これだけしか
帰ってこなかったことを伝える。
寅ちゃんの辛い過去。

航一さんが来てくれたことに対して
「本当に嬉しいんです、黙って傍に
いてくれたことも、でも……」と
向けてくれる好意に躊躇いがあることを
滲ませる寅ちゃんに、
「僕も無意識に、弱っているあなたに
付け込もうとしていたのかもしれない」

だーっ!もうもう!どんどん
付け込んじゃってくださいよー!!

お互いにすみませんと謝っている二人。
帰り際、「では、また」という航一さんに
「また本庁で」と返す寅ちゃん。
苦しくて胸が詰まって、
理由はわかっているのに目を背けている
寅ちゃん。

春になって、美佐江さんが東大に合格した。
父親がウッキウキで報告に来る。
この人、娘を溺愛しすぎてて
感情が乱高下してその度に寅ちゃんに
向けられる態度が180度変わるの、疲れる。
娘がサイコパスなの、知らないんだもんさ。

そして、高瀬君と小野さんが結婚するという。
お互いに親から見合いを勧められたり、
一人前に認められないからという理由で
友情結婚?するという二人に
寅ちゃんは優三さんと自分の結婚を
思い出してしまった。

そして!とうとう花江ちゃんが
遊びに来てくれました!

稲さんも久しぶりに花江ちゃんに会えて
めちゃくちゃ喜んで
お酒を飲んで歌って、寝ちゃった。

同じころ、ライトハウスで夕食を取る
航一さんに、
涼子様が「ひとつだけよろしくて?」
「寅子ちゃんは昔からお気立てはよろしいけれど
全方位的に愛が生まれて、
恋愛ごとのような機微には
無頓着なところがありますの。
ですから、後悔なさらぬように」
涼子様、ナイスアシスト!

さて、ようやく、寅ちゃんと二人きりになると
「ここからが本題よ」と花江ちゃん。
優未ちゃんから助けを求める手紙が
きたので、やって来たのだと言う。
「最近いい人がいるのに、前向きになれないこと
を優未のせいにしたんですってね?」
と言っているうちに
その優未ちゃんが起きてきて、
あのお守りの中を見て、と言う。

お守りの中には小さな紙切れに
書きつけたものが。
「おとうさんからのお手紙だよ」
お守りの中身なんて開けないから
そんなものが入っていたなんて
知る由もなかった。

手紙には、もう二人のところに帰れそうに
ないから、これをしたためているとある。

僕の望みは
寅ちゃんが好きなように生きることだけど、
もうひとつ増やしてもいいですか?
正しくない寅ちゃんを認めてくれる人と、
できれば心から好きになれる人と
一緒になってください。
でも、寅ちゃんや優未を縛り付けたり
悲しませたりするような人はダメ。
でも、胸が高鳴って仕方がない
そんな人がいたら、僕のことは忘れて
その人のところに飛び込んで。
僕は二人を見守っています。

「もう、いつも、いっつもぉ……っ!!」
泣きながら、唸る寅ちゃん。
3人で抱き合って泣いている。

優三さんって、寅ちゃんを心から
愛していて、いつもいつも
寅ちゃんが必要とする時に
必要な言葉をくれる。

いつ優未ちゃんがこの手紙に
気づいたのかわからないけど、
これを読んだら、
お父さんがどんなに
お母さんと自分を愛してくれたのか
分かりすぎるほどわかっちゃうよね。

翌朝、花江ちゃんは帰っていくんだけど、
「自分に正直にね」
そして、お互いに家族のために
頑張ってくれていて、
頼りにしている存在だということを
伝え合ってハグして別れる。

出勤した寅ちゃんは、高瀬君と小野さんに
昨日のことを謝る。
形だけで子供を作るつもりもないという話を聞き、
自分たちの結婚の当初を
思い出してしまったので、
お互いの考えていることを
よく擦り合わせて考え直した方がいい、と
言ってしまった寅ちゃん。

二人のことに私は何も言えない、
二人のことは二人にしかわからないし、
この先どうなるのか、どうするのかは
2人の責任だから、失敗しても
それでいいじゃない、と言えたのだ。

自分たちの、優三さんとの結婚は
始めこそ寅ちゃんの打算から始まったけど、
最終的には優三さんの愛情を受けて
お互いに思い合える関係になれた。

だから、高瀬君と小野さんだって
そんな風になるかもしれない。
ならないかもしれない。
2人がいいと思うならそれでいいじゃない。

そして、寅ちゃんは
自分を信じて、胸の高鳴りを感じたまま
航一さんのところに飛び込むんでしょうかね。

こんな長いの読む人いる?
まあ、私が書きたいだけだから
私がそれでいいと思えばそれでいいのよ。
うん。


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