相原由希

相原由希

最近の記事

発達障害と、きちんと向き合うこと

私の父は、この前に知人(札幌在住)から相談をこんな受けました。 東京の私立大学に通う一人息子がいるのだが、突然大学から連絡があって、息子が入学してから満足に大学に通っていないという知らせを受けました。 どういうことかと思い、慌てて東京に向かうと、借りていた部屋はゴミや物があふれかえって散らかり放題、大学にはこの1年間全く通っておらず、趣味の吹奏楽サークルも人間関係のトラブルから中断。ほとんど部屋の中に引きこもっていたことがわかりました。 知人は、ただサボってるんだ と呆れ顔だ

    • 引きこもりになった場合のお金の対策

      長期間、自宅以外の生活の場が失われる「引きこもり」。全国では 15~39 歳の約 70 万人が、その状態にあるとされている。中高年に差し掛かり、社会復帰の可能性が低くなると、 親たちは「自分たちが死んだら、うちの子はどうなるのか」と不安が増す。働くことが難しい場合、どのような生活設計を立てればよいのかを、ファイナンシャルプランナーの 浜田裕也(はまだ ゆうや)さんに話を伺った。 1、 まずは「働けない」ということを前提で試算する 浜田さんは「子供が 40~50 代という

      • 北村武文さんは、ADHDとアスペルガー

        はじめに 著者である私が通っていた発達障害セミナーでは、当事者の方がたくさん参加して、今自分が不便に感 じていること、過去に起こった辛い出来事、日常生活や仕事で気を付けている所などを話し 合いました。その中の一人、北村武文(きたむらたけふみ)さん(仮名)という 30 代の男性の話をしたいと思います。 大学進学してから、あらゆる困難に直面する・・・ 北村さんは、東京都内のある有名大学に進学して、一人暮らしを始めました。 しかし、そこからいくつもの困難にぶつかっていったので

        • 片づけられない…それには理由があった

          普通そうに見えていても、実は困難を抱えていた 一見ごく普通の女性、しかし彼女には炊事、洗濯、掃除、仕事などが何一つ満足にできなかった。そう、彼女は片づけられない女だったのだ。 しかし、それは脳の障害によるものだった。怠け者の烙印を押され、仕事、結婚してから の日々に苦しみ続けた、その原因は脳にあったのだ。 じっとしていられず、次から次へとやることが変わる・・・ その女性のYさんは、幼少期は極端に気分が変わりやすく、衝動的な行動も多かった。小学校に上がっても、授業中もお

        発達障害と、きちんと向き合うこと

          ADHDの俊介くん

          #子供の発達障害#ADHD #注意欠陥多動性障害 あれれ、クラスに困った子がいるよ ここは、とある小学校の3年生のクラス。 担任の先生が教科書を開いて、授業を始めて1時間くらい経過すると、俊介くんは突然席を立ってあちこちうろうろと歩き回る。先生が注意して一旦席に戻るが、今度は3分も経たないうちに再び席を立ってうろうろし始めた。 なお、着席している時は周りの児童が持っているキラキラした鉛筆、かっこいいキャラクターの筆箱、人気アニメの下敷きなどに気を取られて、先生の話が聞けな

          ADHDの俊介くん