カザフスタンとチェチェンの縁
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6月20日 カザフスタンメディア:
カザフスタンが、カディロフ氏の恩讐に回答した
地元ジャーナリストは、カザフ人がチェチェン人を助けたことを回想した
カザフのジャーナリスト、セルゲイ・ポノマレフは、カディロフ大統領が以前、ウクライナの軍事衝突について、ロシア以外のCSTO(集団安全保障条約機構)加盟国が協力的で無いと非難したことに言及した
国営テレビ局KTKの職員セルゲイ・ポノマレフは、1944年にカザフ人が強制送還されたチェチェン人に協力したことを思い出す
ポノマレフはSNSで、大祖国戦争中、50万人のチェチェン人がカザフスタンに強制送還されたことを引き合いに出した
多くのチェチェン人は、彼らが生き延びるのを助けた、カザフ人の優しさを覚えているはずだと話す
また、最初のチェチェン戦争が始まる前にグロズヌイを訪れ、強制送還を生き延びた人たちから話を聞いていたこともあるという
「帰国した(チェチェン)人たちは、涙ながらにカザフ族のことを語り、その温かさに感謝し、尊敬の念を抱いていた
カザフ人は、冬の草原でも彼らを飢え死にさせないように、自分たちも飢えていながら、最後のパンの半分を分け与え、弱ったチェチェンの子供たちを自分たちの小屋に匿い命を助けました」
とポノマリョフ氏は言う
カディロフは先に、CSTO諸国(露のほか、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、タジキスタン)がウクライナでの出来事について立場を表明していないことを非難した
チェチェン共和国の首脳は、カザフスタンなどのこれらの国々の当局は、ロシアに助けられたことを忘れてしまったと罵る
「我々の先祖を殺したバンデライトやナチス、ファシストに対してなぜ非難しないのか?」
カディロフには理解できないのだ
先週、トカエフ大統領は、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)で、これまでモスクワが主権を認めていたドネツクおよびルハンスク人民共和国を承認しないと述べた
そして、ドネツク人民共和国とルハンスク人民共和国を「準国家領土」と呼んだ
(終わり)
参考:
6月17日 ロシア国営メディア RTVI:
カザフスタン大統領トカエフがDNRとLNRを承認しない理由を説明する
「カザフスタンは、ドネツクおよびルハンスク人民共和国の国家主権を認めない」
カザフスタンのトカエフ大統領は、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)で露のプーチン大統領と全体会議を行った際に、このように述べました
彼によると「もし、国家自決権が実際に地球上で実行されれば、現在国連を構成する193の国家の代わりに、500〜600以上の国家が地球上に出現する計算になる」という
「もちろん、それはカオスだ」とトカエフ氏は述べ、このためカザフスタンは台湾、コソボ、南オセチア、アブハジアを承認しない、と付け加えた
そして「おそらくこの原則は、ルハンスクとドネツクのような準国家地域にも適用されるだろう」とも付け加えた
ウクライナでの露の特殊作戦についてカザフスタンはどう考えているかという質問に対して、トカエフは「さまざまな意見が出ている」と強調した
「(カザフスタンは)開かれた社会」であり、市民社会の成熟度がうかがえるので、異なる意見も出てくる
2月21日、ウクライナでの特別作戦開始の数日前、露プーチン大統領はDNRとLNRの独立を認め、キエフがドンバス住民に対して「大量虐殺」を行っていることを理由に、その決断を説明した
同時に、プーチンは各共和国と友好・相互援助に関する条約を締結した
露大統領は、共和国は憲法で定められた国境内(つまり、現在戦闘の主戦場となっているウクライナのドネツク州とルハンスク州の境界内)で承認されていると強調した
DNRとLNRの独立は、露だけでなく、一部承認国家である南オセチアとアブハジアも承認している
SPIEFは6月15日から18日までサンクトペテルブルクで開催され、メインテーマは「新世界ー新機会」である
このフォーラムでは、新経済モデルを形成しつつある世界の変化に焦点を当てている
SPIEFの主催者によると、115の国と地域から代表者が参加しています
(終わり)
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