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マッサージがいるんですけど…

 3月中旬に免許更新、優良運転者講習を受けた翌日バイクで車に衝突。頭から車に突っ込む。救急搬送され、精密検査ののち入院。

 後遺症(右手・右足の親指を中心とした痺れと記憶障害)の日々が始まる。

 4月、年度変わりの忙しさに、あちこち体の痛みに耐え、仕事、仕事、仕事で整形外科に通院できずにいると、整形外科医に『ゆすりたかり』の類のような言い草をされ、「二度と他人の保険で診療を受けるな」と放り出される。どうも自分がボクシングをするというので(練習は殴り合わず、基礎トレーニングだけという制限をかけていたが)偏見の目で見られたようだ。

 それを機に、4月上旬以降保険会社は怪我に一切責任を持たなくなり、怪我が治ったと認定し、治療費や破損したバイクの修理代まで(代車費用を含む)一切支払わない。

 4月・5月も整骨院で何度も施術を受けたし、6月・7月は総合病院の脳神経外科と整形外科に通った。しかし保険会社は「治った」の一点張りで自費対応を余儀なくされ、新しいバイクの購入代金もすべて夏期ボーナスで賄った。

 ちなみに保険会社の主張する過失割合は、右折禁止を猛スピードで右折し、一方通行を逆走しようとして自分と衝突した相手(車)が9.5、こちら(バイク)は0.5だ。

 いったいどういう過失が0.5になるのか日本一の保険会社に問い合わせても「0.5だから0.5だ」という内容の回答が困り果てて依頼した弁護士に返ってくるだけ。おまけにこの事故様態とはまったく異なる判例が記載された『判例ジャーナル』なるものを送りつけてくる始末。しかし、弁護士はまったく保険会社に歯が立たず役立にたない。

 事故直後搬送されたとき、病院の精密検査でたまたま膵臓にできものが見つかっており、こちらも通院せねばならず、ただ3月初旬に見直そうとして全ての生命保険を解約したばかりだったので間が悪い。
 さらに職場の春の健康診断で『肺に異常の疑いあり』でまた通院。いったい、どの病院にどの要件でいつ通院したのか訳がわからない。

 昨年から家庭の経済問題で裁判中で、係争事項が二つになるし、後遺症の右手の痺れで、コンピュータのキーがうまく叩けず、仕事はミスだらけ、特に記憶が“まだら”になりがちで度々業務に支障をきたす。

 5月には息子の結婚式。新しい生命保険に加入するための相談(加入した新しい生命保険は、健康診断の結果は契約前のものだから、肺の異常は感知しないという)、バイクの購入の交渉、条件を検討しつつバイクの任意保険にも加入。

 遅々としてして進まない弁護士の対応にとうとう業を煮やし、二つの係争事項とも細い糸を手繰って新しい弁護士を探し交替させる。結果的にますます経済は困窮した。

 今も痺れる手のせいであらゆる食べ物を調味料をこぼし、ペーパーを、鍵を、とにかくあらゆるものを落としまくり拾いまくる毎日。指先の感覚がないから、何をつかんでるやらわからない。店のレジ前では必ず何度もお札をガサガサして勘定している。

 体の痛みに耐えながらの仕事、仕事以外に銀行や郵便局、保険会社に裁判資料の請求などなど…ここ数ヶ月かかずらったことにはキリがなくい。思い出せばもっともっとあるはずだ。

 で、ストレスフルな日常に必要なのは“心のマッサージ”だと、すがる気持ちでサミュエル・バーバーの「弦楽のためのアダージョ」にほぐしてもらっている。

この曲、映画『プラトーン』でとても印象的だったなぁ。

もう一回観てみようかな…⁈

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