記事一覧

今日の俳句 噴水

川崎大師の風鈴市に行った時に、よく整備された池に鶴の噴水があり、噴水が綺麗な曲線を描いていた。              噴水や鶴の口より空高く        …

重翁
2日前
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今日の俳句 梅雨明け 風鈴市

 昨日は朝方、入道雲も出て暑い日であったが、川崎大師の風鈴市に行った来た。関東地方の梅雨明けをニュースで聞いたが、川崎大師で飲んだソーダフロートやレストランのビ…

重翁
3日前
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今日の俳句 初蝉

 一昨日、小学校の運動場の方を歩いていたら、校舎のある丘の方からミンミン蝉のか弱い鳴き声が聞こえてきた。昨日は、鳴き声も大きくなり、桜の木がある小道でも鳴きだし…

重翁
3日前
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今日の俳句 夏草 草茂る

 今年は我が家の草もよく伸びるので頻繁に抜いているが、近くの小学校の方に行ってみたら、校舎の土手や京急線の土手にもよく草が茂っていた。             …

重翁
5日前
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今日の俳句 姫女苑

 姫女苑が咲いてから随分経つが、暑さにも雨風にも負けず咲き続けている。少し、疲れが見えてきているような気もするが。              姫女苑葎に凛と咲き…

重翁
6日前
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今日の俳句 鹿の子百合

 駅の近くに毎年、鹿の子百合が咲いている家がある。ちょっと庭を覗いてみたら、今年も咲き始めていた。花弁に鹿の子模様の斑点があることから名がつけられていて、花言葉…

重翁
7日前
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今日の俳句 百日紅

 一昨日、上大岡の病院に出かけたときに薄紫色の百日紅が咲いていた。今日、同窓会に来た次男と新盆の墓参りに行ってきたが、近所にも紅色の百日紅が咲いていた。ついでに…

重翁
8日前
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今日の俳句 梅雨

 真夏日や猛暑日が続き、空梅雨かと思っていたら、一昨日あたりから梅雨らしい天気になってきた。「梅雨寒」を感じる日はなく、今日は気温が低くても蒸し暑さに辟易として…

重翁
10日前
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今日の俳句 鬼百合

 駅への通りの家に今まで気付かなかったが、鬼百合がたくさん咲いていた。裏庭から表に出してきたのかも知れない。花の姿が赤鬼に似ていることから名付けられたようである…

重翁
11日前
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今日の俳句 向日葵 日輪草

 暑い日が続いているが、向日葵は明るい色で咲き続けている。             どこからも吾を見ている日輪草             日輪草通る園児の背丈ほ…

重翁
12日前
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今日の俳句 朝焼

 5時前に朝刊を取りに出ると、玄関の前が赤みがかっているように見えた。一歩前に踏み出してみると、朝焼けと青い空のコントラストがよく、あちこちから写真を撮ってみた…

重翁
13日前
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今日の俳句 灸花

 昔は咲かなかった灸花が、庭の椿に絡んで去年あたりから咲き始めた。別名、屁糞葛とも言われるが、幸い、花や葉をつぶさなければ嫌な臭いもないようだ。        …

重翁
2週間前
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今日の俳句 アガパンサス

 公園や街路そして個人の家でも、アガパンサスがよく植えられている。ギリシャ語で愛を意味する「agape」と花を意味する「anthos」が語源であり、「ラブレター」「恋の季…

重翁
2週間前
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今日の俳句 時計草

 6月の始めぐらいに庭の時計草が一輪、咲いた。それから蕾ができても枯れてしまったり咲く気配が無かった。昨日の昼前に、やっともう一輪が咲いた。一日花であるが、少し…

重翁
2週間前
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今日の俳句 緑陰

 昨日も今日も真夏日の暑さが続いている。バス停に行くときは桜の木陰がある道を通るが、木の下のベンチに誰かが休んでいる時が多い。スポーツ教室に行くときは、幸い、バ…

重翁
2週間前
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今日の俳句 夾竹桃

 近くの寺を通った時に、赤と白の夾竹桃が咲き満ちていた。広島の原爆後に一早く夾竹桃が咲いたが、川崎の公害が激しかった時にも夾竹桃だけは咲いていたらしい。そして、…

重翁
2週間前
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今日の俳句 噴水

川崎大師の風鈴市に行った時に、よく整備された池に鶴の噴水があり、噴水が綺麗な曲線を描いていた。

             噴水や鶴の口より空高く

             噴水の描く綺麗な放物線

             噴水や元気に泳ぐ池の鯉

             噴水の奥に色成す百日紅

             噴水の風にもそよぐ柳哉

      明日から旅行に出かけますので、

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今日の俳句 梅雨明け 風鈴市

 昨日は朝方、入道雲も出て暑い日であったが、川崎大師の風鈴市に行った来た。関東地方の梅雨明けをニュースで聞いたが、川崎大師で飲んだソーダフロートやレストランのビールが美味しかった。

             梅雨明や早や青空に峰の雲

             梅雨明や光かがやく寺の塔

             梅雨明や昼の麦酒の旨き事

             友さそひ涼を求めて風鈴市

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今日の俳句 初蝉

 一昨日、小学校の運動場の方を歩いていたら、校舎のある丘の方からミンミン蝉のか弱い鳴き声が聞こえてきた。昨日は、鳴き声も大きくなり、桜の木がある小道でも鳴きだしていた。

             初蝉や学び舎のある丘の樹に

             初蝉や声のか細き雨後の杜

             一匹か二匹で蝉の無き初めり

             昨日今日日々高くなる蝉の声

   

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今日の俳句 夏草 草茂る

 今年は我が家の草もよく伸びるので頻繁に抜いているが、近くの小学校の方に行ってみたら、校舎の土手や京急線の土手にもよく草が茂っていた。

             草茂る曇天の日を選び刈る

             学び舎の土手に一面草茂る

             夏草の中を電車の走りけり

             夏草や吾にも欲しき逞しさ

             草茂る彩り添える夕化

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今日の俳句 姫女苑

 姫女苑が咲いてから随分経つが、暑さにも雨風にも負けず咲き続けている。少し、疲れが見えてきているような気もするが。

             姫女苑葎に凛と咲き満ちぬ

             暑さにも雨にも強き姫女苑

             吹く風も軽くいなして姫女苑

             夏痩せの気配も見ゆる姫女苑

             姫女苑おなごの長き立ち話

今日の俳句 鹿の子百合

 駅の近くに毎年、鹿の子百合が咲いている家がある。ちょっと庭を覗いてみたら、今年も咲き始めていた。花弁に鹿の子模様の斑点があることから名がつけられていて、花言葉は「富と誇り」 「威厳」 「慈悲深さ」 「上品」 「荘厳」。

            鹿の子百合門に杉玉飾る家

            他所の庭覗けば紅い鹿の子百合

            今咲きて肌柔らかき鹿の子百合

      

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今日の俳句 百日紅

 一昨日、上大岡の病院に出かけたときに薄紫色の百日紅が咲いていた。今日、同窓会に来た次男と新盆の墓参りに行ってきたが、近所にも紅色の百日紅が咲いていた。ついでに、白い百日白も見たいところである・・・・。

            真言の寺に行く道百日紅

            新盆の妻を悼むや百日紅

            曇天に灯る明りか百日紅

            紫の色もゆかしき百日

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今日の俳句 梅雨

 真夏日や猛暑日が続き、空梅雨かと思っていたら、一昨日あたりから梅雨らしい天気になってきた。「梅雨寒」を感じる日はなく、今日は気温が低くても蒸し暑さに辟易としている。

             梅霖やみどり深まる庭の樹々

             荒梅雨に掛け持ちをする医院かな

             傘を差す手にも荷物や梅雨の闇

             草に伏し土を這ふかに梅雨の蝶

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今日の俳句 鬼百合

 駅への通りの家に今まで気付かなかったが、鬼百合がたくさん咲いていた。裏庭から表に出してきたのかも知れない。花の姿が赤鬼に似ていることから名付けられたようであるが、英名は「Tiger Lily」である。別名は「天蓋百合(テンガイユリ)」と呼ばれ、寺院などにある天蓋のように豪華であることが由来とされている。花言葉は、「華麗」「愉快」「陽気」「誇り」「賢者」。

            鬼百合の顔も優

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今日の俳句 向日葵 日輪草

 暑い日が続いているが、向日葵は明るい色で咲き続けている。

            どこからも吾を見ている日輪草

            日輪草通る園児の背丈ほど

            日輪草園児のかぶる青帽子

            向日葵やいつも笑顔で生きる人

            向日葵に陰影のあるゴッホの絵

今日の俳句 朝焼

 5時前に朝刊を取りに出ると、玄関の前が赤みがかっているように見えた。一歩前に踏み出してみると、朝焼けと青い空のコントラストがよく、あちこちから写真を撮ってみた。ゴミ出しに出る6時過ぎには、もう真夏日になりそうな日の強さだった。

             朝焼の雲の紅さと空の青

             朝焼や赤みを帯びるビルの影

             朝焼の雲を追いかけ駆ける路地

 

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今日の俳句 灸花

 昔は咲かなかった灸花が、庭の椿に絡んで去年あたりから咲き始めた。別名、屁糞葛とも言われるが、幸い、花や葉をつぶさなければ嫌な臭いもないようだ。

            いつのまにか庭の植木に灸花

            くちびるの赤く目立つ娘灸花

            灸花特に匂いも気にならず

            君とゐて楽しいひと日灸花

            父親に反抗せし日

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今日の俳句 アガパンサス

 公園や街路そして個人の家でも、アガパンサスがよく植えられている。ギリシャ語で愛を意味する「agape」と花を意味する「anthos」が語源であり、「ラブレター」「恋の季節」「恋の訪れ」「誠実な愛」「知的な装い」「優しい気持ち」などの恋・愛にちなんなんだ花言葉が付けられている。

             してみたき世界一周アガパンサス 

             世界へと開くまなざしアガパンサ

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今日の俳句 時計草

 6月の始めぐらいに庭の時計草が一輪、咲いた。それから蕾ができても枯れてしまったり咲く気配が無かった。昨日の昼前に、やっともう一輪が咲いた。一日花であるが、少し大きな蕾もあるので、もう暫く楽しめるであろう。

            一花咲きはたと止まりし時計草

            時が経ちやうやく咲きぬ時計草

            時計草時を忘れて過ごす日も

            

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今日の俳句 緑陰

 昨日も今日も真夏日の暑さが続いている。バス停に行くときは桜の木陰がある道を通るが、木の下のベンチに誰かが休んでいる時が多い。スポーツ教室に行くときは、幸い、バス停の近くに楠の木陰があるので、多いに利用している。

             緑陰やベンチにいつも誰かゐて

             緑陰や蝶もつがいて通る道

             木漏れ日の作る影絵の涼しさよ

       

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今日の俳句 夾竹桃

 近くの寺を通った時に、赤と白の夾竹桃が咲き満ちていた。広島の原爆後に一早く夾竹桃が咲いたが、川崎の公害が激しかった時にも夾竹桃だけは咲いていたらしい。そして、鐘楼の近くの梅の木の周辺に青梅がたくさん落ちていた。

             人影の無き古刹にも夾竹桃

             だだっ広い寺を灯して夾竹桃

             夾竹桃毒には毒という言葉

          

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