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大切に想うこと
6月の振りかえりが終わらずに、7月がビュンビュン過ぎていく。
心にとめておきたいことがありすぎる毎日。
「いま」に追いつくまでもう少し記録したい。
6月から「百合と薔薇〜シュタイナー的植物観察への誘い」の読書会をスタートした。百合と薔薇の季節に始めたい、と願っていたことが叶った。
有り難い。
私はフラワーエッセンスの学びを深める中で、必然的にゲーテ・シュタイナー的植物観察に出会った。この本はまさにそのバイブル。
花の仕草、ふるまいを、時間をかけて観察することで、その背後にかくれた秘密を探していく。
花という存在の神秘が、私たちの心にはたらく。
開花するまでのプロセス、開花した時、開花のあと。地上から見えなくなったあとも、そのプロセスは途切れることがない。
そうしてじっくりと時間をかけて観察していると、みているようで、みていなかったことに気づく。その発見に心が震える。
その瞬間がたまらなくスキ。
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読書会の2回目は、ちょうど夏至の日にあたった。太陽の力と、植物の生命力が1年で最も高まる季節。
準備をしていたら、この本の著書である丹羽敏雄先生が、霊界に旅立たれたというお知らせが届いた。
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植物観察からシュタイナーの世界に導かれて、丹羽先生の本のファンになって。先生の独特の文体はまるで語られているようで、優しくてふぁっとしながらもどっしりと落ち着いていて…読んでいると、私の内なる子どもが喜ぶ。
お会いすることは叶わなかったけれど、このタイミングで読書会を開くことができたことは偶然ではないと感じている。
ギリギリだけど、バトンを受け取れたような気持ち。
まだ数回だけれど、ご参加くださった方から
「花や草木が愛しくなる」
「この本をボロボロになるまで読み込みたい」
などの声をいただき、嬉しくてたまらない。
‘心でみなくちゃ、ものごとはよくみえないんだよ。
君がそのバラの花を大切に想うのは、そのバラのために時間をムダにしたからだよ’
丹羽先生が遺してくださったもの、私が受け取ったものを分かち合うことで、私が「大切に想う」ものを、大切に育てていきたい。
尊敬と感謝を込めて。
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