おかえり。ただいま。

あの日、産土神社で「てるてる短冊」にしたため願ったことが、今日叶った。

ありがたい。
有り難い。。。！

入院中だった母が、今日、施設に戻ることができたのだ。

戻ったと言っても、まだたったの2泊しかしていなかったけれど。

あれから2ヶ月近くの間、あんなこと、こんなことがあった。
考えても、悩んでも、答えの出ないこともたくさんあった。

最終的に母は「胃ろう」の処置を受けて、生き延びたのだ。

いろんな考え方があるだろう。
母がそれを望んでいたかもわからない。

せめてもう一度、プリンくらい食べさせることができたら…という私たち子どものエゴともいえる。

それでも私は、それも含めて、母の決めた人生なのだと思いたい。

きのうの吉兆

部屋に戻った母に
「お母さん、がんばったね！」と声をかけたら、「何もがんばってなんかない」と（いうようなことを）またフガフガ言っていた。

そしてまた前と同じように
「いいの？まだこんなことしてていいの？」と、繰り返し聞いてくる。母は母のままだ。

「いいよ」「寝てて大丈夫だよ」
何度も応えた。

もう寝てるしかできなくなってしまった母を前に、切なさがはち切れそうだったけれど…
それでもまた、母と会話ができることがうれしかった。

今はその気持ちだけを大切にしよう。

おかえり。ただいま。ありがとう。