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(実家あらため)お母さん通信

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週に一度、都内の実家に泊まりで通っています。 こちらのnoteマガジンには、認知症で要介護認定を受けた母と過ごす時間の記録、ぼやきを含めたつぶやきなどをまとめています。 実家から…
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#高齢者施設

仕事を早めに上がり母の施設へ。寝たきりの母は手指が動かしづらくなってしまった。何かしたくてマッサージしてあげようとすると嫌がる。グーパー体操しようと促してものらない。しまいには「早く行きな」と言われてしまう。来たばかりなのにー。でもよく考えたら…母はもう何もしたくないのだろうな。

2024敬老の日

敬老の日。姪っ子や姉が母の施設に寄ってくれたと連絡がきた。ありがとう。 今日は施設でもイベントがあり、母も米寿の記念状をいただいたらしい。 病院から施設に移ってひと月、胃ろうのため、ほとんど自分の部屋で寝たきりだったのだが、今日のイベントで、初めて入居者の方が集まるホールに行くことができた。 マジックショーをみて拍手もしていたとか。 母のその姿を思い浮かべるとうれしくてたまらない。 そして今日は特別に、お医者さんの許可も得て、訪問した姉が、母にアイスクリームを少しだけ

経過良好で母のゼリー食が1日ふたつになった。うれしい!トロミつけたドリンクも始まるそう。いつも口が乾いていたからよかったな〜。ありがとうございます♡

母がゼリーを食べた

台風の最中、施設にいる母の面会にいってきた。 母は先月、病院で胃ろう造設の処置を受けたあと施設に移って、およそ1ヶ月になろうとしている。 私は「胃ろう」について、正直ほとんど知らずにいた。 母の主治医から、このままだと衰弱(死)してしまうからと「胃ろう」を提案され、あわてて調べたくらい。 調べてみて、いろんなメリットとリスクと、どちらもあることを知った。 なんでもそうかもしれないが。 母が救急車で運ばれた緊急時、人工呼吸器の時もそうだったが、今現在の母に、それをするし

おかえり。ただいま。

あの日、産土神社で「てるてる短冊」にしたため願ったことが、今日叶った。 ありがたい。 有り難い。。。! 入院中だった母が、今日、施設に戻ることができたのだ。 戻ったと言っても、まだたったの2泊しかしていなかったけれど。 あれから2ヶ月近くの間、あんなこと、こんなことがあった。 考えても、悩んでも、答えの出ないこともたくさんあった。 最終的に母は「胃ろう」の処置を受けて、生き延びたのだ。 いろんな考え方があるだろう。 母がそれを望んでいたかもわからない。 せめても

卒業の日

怒涛のひと月が過ぎた。 綱渡りのような、決して落とせないバトンリレーのような。 人間はこんなにももろく そして、たくましいのかを感じたひと月だった。 悲しくて辛くてイライラして腹が立って切なくて 眠いけど眠れなくて。 でも同時にそんな中 家族、きょうだいみんなの優しさや陽気さや 瞬発力やあれこれを工夫する創造性やら。 緊張感の続く、大変な状況でしか生まれない底力が、この時期を支えてくれた。 おかしな言い方だが、私のどこかでは、この「大変な状況」を楽しんでいたし、き