【本読み】『推し燃ゆ』で火傷した
『推し燃ゆ』(宇佐美 りんさん:著者 河出書房新社さん:出版)を読んでの感想、回想、後悔について。
※多少のネタバレ有り
燃えているように、1ページ1ページめくる指が、本を支える手が熱かった。
読み終わった今でも、ひりひりと焦げた胸が、頭が疼く。
そんな本でした。
本書は第164回芥川賞を受賞されました。
普通とされることを普通にこなすことが難しい生を抱える女子高校生。
推しを生きがいに頑張って生活していたが、その推しが不祥事を起こし炎上してしまう。推しのためでなく、自分