最近、"推し"が増えることが怖くなった。
私には推しが複数人いる。
男性アイドルに2人、女性アイドルに5人くらい、俳優さんにも何人かいる。
がっつりオタクしてる人もいれば、そこまで推し活してるわけではない人もいるので少々表現が曖昧なのは許してほしい。
そして最近、新しく「推したい!」「すき!」と思える人が増えました。
それは、とあるコンセプトカフェのスタッフさん。
たまたまYouTubeで見かけて、がっつりハマってしまった。
そのお店の"コンセプト"はBLなのだけれど、
なんと、
私はBLに全く興味がないのだ。
だから、お店のコンセプトにそぐわない私がハマっていることに、自分自身がすごく動揺している。
まぁ、前置きはここまでにしておいて、
推しが増えることが怖い理由
を、書いていきます。
私のオタクライフは時にとても苦しい悲しい思いをすることがあった。
いや、私に限らずオタクをしていて苦しい悲しい思いをした経験があるオタクはたくさんいると思う。
まず、これはかなり多くのオタクが経験してるであろう卒業問題。問題っていっていいのか分からないけど。
田舎住みで気軽にイベントに行けない私には、
会わずに卒業してしまった女性アイドルが複数いる。
女性アイドルのイベントには1回しか行ったことがないから、実際に会ったアイドルなんてほとんどいないし、本命の推しにはまだ会えたことがないのだけれど。
悲しいよねこれ、かなりダメージ受けるよね~卒業って。
某ウイルスによってここ2年は行ける可能性のあったイベントにも行けないのも悔しいよね。
某ウイルス関係なく、卒業してく人は卒業していくしさ。
あとは、解散・活動休止問題。
私が唯一推してた地下アイドルは、ライブに行くのを親に止められて仕方なく断念してからまもなく、なんと解散してしまった。
これは、なんともいえない喪失感に見舞われて、ちょっとだけ親を恨んだよね。
活動休止に関しては、活動休止という文字を見ただけで分かる人もいるのではないだろうか。
国民的アイドルですよ、昨年末に休止した。
まあ、この方たちに関しては、発表が早かったり、たくさんファンに尽くしていただいたのでそこはとてもありがたかったけど。
がっつり推してたので大大大ダメージでした。
最後に、これはかなり深刻な問題。
推しが亡くなってしまうケース。
私の推しは、ツアーを終えたあとに自ら命を絶った。
その前にも、自殺未遂をしたことがあった。
長年推していたのに、会えず終いだった。
とにかく悲しくて、悔しくて、どん底に突き落とされた。
他にも、ドラマを見て気になった女優さんを調べたら、不可解な交通事故で亡くなっていた。
上に挙げたように、人を推すということは、
実はかなり不安要素があるんだなぁって最近思った。
そしてそのコンカフェ店員がだんだん推し化していくとき、
好きなアイドルグループからメンバーの卒業を見送ったばかりだったからか、
ファンになることを拒否しようとする自分がいた。
どうせ、私がお店に行く前に卒業するから。
ネット掲示板に書いてあった悪い噂はきっと本当だから。
そもそもBL好きじゃないから推すべきじゃないでしょ。
などなど、その人を推さない理由をたくさん並べて、どんどん遠ざかろうとした。
でも、そんな自分の悪あがきは一つの出来事によって無駄となった。
推さない推さないってなってたのに、
何を思ったかその人のTwitterに初リプしてしまった。
さすがに自分でも矛盾してるなと思った。
何度か消そうかとも思った。
だけど、
なんと、そのリプに返信がきた。
私の頭に落雷したかのような衝撃だった。
推さない理由を陳列したときに、常連以外には冷たそうという理由もあったからなおさらビックリした。
内容は、初リプが嬉しい。たくさんリプしてねというようなものだった。
考え方によってはこれも商売の一環かもしれない。集客かもしれない。
だけど、もうどうでもよくなった。
その人を推そうと決めた。
自分でも自身のチョロさにびっくりしたけど、
もうそれさえもどうでもいい。
私はチョロオタだ。それでいい。
きっといつか悲しい思いをするかもしれない。
それでも、好きだという気持ちに正直になってみようと思う。
それでは、また。