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毎日書く。

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小説を書くためのノリというか、バイブスを新鮮に保つために、毎日書く。小説とは関係のないことが、関係をもつようになってくる。そうしてノリを更新しつづける。
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記事一覧

人は案外なにも考えていない。

ゆる言語学ラジオというYoutubeチャンネルの水野さんが、自分は考え事をしないと言っていた。 …

chatsubo
3週間前

ユーラシア感のあるモンスター。

今日もフリーライティングをしてみた。 「ユーラシア大陸」という言葉の響きがすきだ。 北海…

chatsubo
3週間前
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昏い欲望を宥めるライティング。

10分間のフリーライティングを今日もしてみます。参考書はこれ ↓ 僕は小説を書いている。…

chatsubo
3週間前
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花椒がすきだ。

麻婆茄子を食べたい。 花椒のたっぷりかかった、しびれるやつを! 僕は花椒がすきだ。だから…

chatsubo
1か月前

インスタレーションみたいなコインランドリーを夢想する。

United Arrowsとか、SHIPSとか、BEAMSとかそういうセレクトショップの界隈。という…

chatsubo
1か月前
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量を書くフリーライティング、その後はまた別のプロセス。

Peter Elbowの本を昨日読んだ。そこで、今朝も10分間のtimed writingをする。 やることが沢…

chatsubo
1か月前
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フリー・ライティングという荒波へ乗り出す。

ピーター・エルボウは、書いているうちに、いや、書き終えたときにようやく書きたかったことが現れると言う。 何ということだ! ならば、今、僕が言いたいことが皆目わからないのも、むべなるかな、だ。 書いてしまってからようやく、自分の書きたかったのはこんなことだったのか、と悟る。というか、わかる。 何ということだ! 今、たしかに僕は何となく動きたがっているキャラクターを数人、感じているが、彼らは今のところ、単に何となくウロウロし、それらしく、何となくこうかな? と期待に応える

僕らが新たな〈現代思想家〉になる方法、とか。

昨日から僕は、『現代思想入門』を読んでいる。 また千葉雅也に助けられた。 この本は「人生…

chatsubo
1か月前
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どこにでも持ち運べる〈聖域〉、とか。

駅前のロータリーを抜けたT字路で、右から幌をあげたロードスターが過ぎていった。 眼鏡をか…

chatsubo
1か月前
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雨エリアとか、猫とか。

今朝も、僕はいつものように、朝のコンビニで車を止めてぼーっと外を見る。 田植えの済んだ田…

chatsubo
1か月前
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「脳から血が出そうな情動シミュレーション」だって?

「小さなことを楽しむ人」さんが、自分は本を読むときに抽象化を働かせているのだが、それだと…

chatsubo
1か月前
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露悪的な小説と、ノワール小説。

おかしい。なにかがおかしい。 世間の、というか、今さっき読んだばかりの短編小説群が気にな…

chatsubo
1か月前
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【超短篇】knock_knock

駄菓子しかつまみの無い呑み屋でバイトをしているという、よるいちさんという方のnoteをおもし…

chatsubo
1か月前

映画「マトリックス」における預言者のクッキー

窓から見えるアロエの茂みが大きくなってきた。わりにグロテスクなんだが、色は美しい。白ちゃけた緑。 映画「マトリックス」をアマプラで観た。僕はこの映画を見るのはたぶん三度目なのだけど、ほとんどの細部を忘れていた。細部どころか、骨格も忘れていた。 印象に残ったのは、〈預言者〉とネオが対面するシーン。南部っぽい雰囲気のキッチンで、南部っぽい雰囲気の女性がクッキーを焼いている。その女性が〈預言者〉らしいのだが、彼女のタバコの吸い方がいい感じだった。 この映画で彼女が唯一(あとも