図12

キャッチコピーから見る、変わっていく恋と愛 2010年代編 恋する広告13

時代によって変わっていく恋愛観について考える
「キャッチコピーから知る、変わっていく恋と愛」
このシリーズも今回で最終回。

現代により近いこの時代、日本の恋や愛は、
キャッチコピーにも表れているのでしょう。

留学が当たり前に。
そんな世の中の動きと、
恋というキーワードがうまくマッチしたコピーです。

可愛くない、と嬉しいという
一見ミスマッチが感じられるコピー。
でも恋をしているから、
可愛くないという棘のある言葉も、
愛情のひとつとしてとらえられるのでしょうか。

これはリクルートを目的としたコピー。
若者と接点の少ない事業内容ををグイっと引き付ける、
力強い名コピー。
大成建設の「地図を作る仕事。」もそうですが、
BtoB企業が採用に本気を出したコピーは、
よいものが多いですね。

いわゆるリベンジポルノや、
デートDVの啓発でしょうか。
携帯電話の普及により、
生まれた新しい問題がコピーに表れています。

「アデランスは誰でしょう?」のように
生活者に質問を投げかけて話題化する。
そんな手法も今っぽさを感じます。

以前ルミネのコピー特集で紹介したコピー。
ここでは恋よりも愛に重きを置いています。
意思のある強い女性像が見えてきますね。

”好き”に変はない展というLGBTをテーマにした展覧会。
その展覧会も、このキャッチコピーも、
今の時代の流れを汲んでいるのでしょうか。

ポスターでもなく、CMでもない、
WEBコンテンツのコピーです。
企業の公式Twitterがコピーの賞を取るように
広告以外が話題になるのも、昨今の流れでしょうか。

どんどんと領域やテーマなどが変化していく、
恋愛的な広告やキャッチコピー。

次はAI同士の恋や、
オリンピックにちなんだ
恋愛コピーが生まれるのでしょうか。

平成の終わりまであと2か月。
どんな恋愛コピーが生まれるのか、楽しみです。