フリーランス農業女子|愛実

12年前より夫両親の営む果樹農園に嫁ぐ。4世代同居。東日本震災を経験。2017より独立…

フリーランス農業女子|愛実

12年前より夫両親の営む果樹農園に嫁ぐ。4世代同居。東日本震災を経験。2017より独立し、前職アパレルで培った感性と震災前から育てた地域コミニティを活かし「母」「女性」「食」の面からアグリブランドBerry'sgardenを運営。https://berrys-garden.com

最近の記事

【農業女子×パラレルキャリア!Noujyolab.リスタート】

昨日お知らせしようと思い詳細ページ書いてたのですが、データ通信のトラブルでなぜか更新できない〜汗 ま、いっか。笑 ということで、4年前から細々とスタートしていた『Noujyo lab.農業女子研究所』。 "枠にとらわれない新しいスタイル"で農業に携わる女性のための、コミニュティ&プラットフォーム、そしてサービスをリニューアルスタートします! 今年リニューアル予定で準備してたのですが、コロナの影響もありオンライン対応できるメンバーも突然増え"オンラインミーティングしたい

    • リスクマネージメントを考えた結果の「フリーランス農業女子」というワークスタイル。

      「フリーランス農業女子」は、私がとりあえず名乗っている職種みたいなもの。 「農家嫁」で独立したので「フリーランス農業女子」なのだが、 なぜ「フリーランス」なのか。 それは、紛れもなく「自分らしく自由に生きるため」。 覚悟をして自分が行動した結果そうした。 一見キラキラに見えるけど、いいことばかりではないので前提で先に言っておくけど、色々あり後悔はしていないが、その結果無くしたものもある。 農家嫁の私が独立して無くしたもの ■その1:扶養費 現在、サラリーマン夫の

      • お盆農家嫁仕事から考える「シェアリングエコノミー」の必要性

        農家のお嫁さんのお盆とお正月は想像以上に目が回る。 一言でいうと、小さな旅館の女将さん。 多いときで、自分たち含めて20人分程の朝ごはん、昼ごはん、夜ご飯。 だけでなく、いっぷくや布団の準備。 20人いっぺんなら良い方で、いらっしゃるタイミングが見事にズレて入れ替わりともなれば、8月と1月は一ヶ月近く"おもてなし"が続く。 日数が増えるごとに、畑で採れる野菜の材料は変わらない料理のメニューを被らずどうお出しするかで私の頭の中はいっぱいだった。 買い物は1日2回、朝

        • 農家嫁が想う「規格外商品」と「付加価値」との狭間。

          果樹農家に嫁いで初めに農産物で衝撃的だったこと。 ①あまりにも美味しい新鮮な果物。 ②旬の時期に畑に山盛り置かれている果物の山。 これは、どちらも衝撃的で、両方あって余計に良くも悪くも私のショックを増長していた。 私だけではなく、農家にいる全員が「もったいない」「どうにかしたい」とは思っている。 そりゃあ、丹精込めて自然と向き合い1年がかりで作った農産物は我が子そのもの。 一つも無駄にしたくない気持ちは、農家自身が一番わかっている。 本当はそもそも農家の本質的な

        【農業女子×パラレルキャリア!Noujyolab.リスタート】

          嫁視点から見る、農家は「副業ビジネス」最先端だった件。

          農家は、「畑にいる」だけが全てだという「偏見」が多い。それは、生産者側でも消費者側でも、「農家」に対するあこがれのような幻想のようなものだと思う。 私もまさにその考えだった一人で、いまだに畑にいないときは逆に不安にすらなる。 畑にいないことが「悪」とされ、そういうものなのかと頭を捻りまくっていたのがここ10年ほど。 ところが、よくよく周りをみると、農家でも冬季(閑散期)は観光地でスキー場インストラクターや除雪作業員をしていたり、ハンドメイド品を販売していたり様々な「副業

          嫁視点から見る、農家は「副業ビジネス」最先端だった件。

          「田舎農家嫁」の私が「フリーランス農業女子」になった理由。vol.1

          この世の中、今の世代に、なりたいものが"農家お嫁さん"という人はどのくらいいるのだろう。 "農家お嫁さん"と言えば、朝早くから家族のご飯をつくり、掃除洗濯も完璧、家族のサポートをし、畑へ向かう。合間のいっぷく(休憩)はぬかりなく、夜は地域の会合があれば駆けつける。 かなり端折ったけれど、そんな感じの仕事(とは認識されない)をしているのが農家お嫁さん。 もちろんお給料なんてものはなく、どれだけの仕事量をしているかすら認識していない。いや、認識したら多分無理になるから、考え

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