見出し画像

小さなこだわり

今日は猫とあんまり関係ない話です。

グッズのデザインを考えるとき、結構最初の方に来るのが、主人公(ラブコCATS)の衣装とか小道具だったりします。あ、この子にこういう格好させたい!とか、そういうの。

そのアイディアの引き出しは当たり前といえばそうだけど、私の趣味に偏りがちなので、映画、音楽、海外ドラマ時々小説がインスピレーションになることが多々あります。何かにつけて、ハマりやすい傾向にあり、夢中になるとなかなかその世界から抜け出せず。特に映画。映画は単純に面白かった、で終わるものもあればすっかりハマって抜け出せないものもあり。最近でいうと「虎狼の血」と「MAD MAX 怒りのデスロード」がダントツで好きで、ちょっと前は「ドラゴンタトゥーの女」に映画も小説も夢中になった次第です(フィンチャーの映画版はオープニングから最高に痺れる!immigrant songが最高に盛り上がる)

おっと、YOUTUBE観てるとメイキングとかルーニー・マーラのインタビューがいっぱい出て来てまた引き込まれそうになる。。。

なのですが、本当は昨晩MAD MAX怒りのデスロードをAmazon Primeで見直していたのでそっちについて書く予定でいたのに。

とにかくシャーリーズ・セロンがカッコよすぎ。この人が同じ人間なのが信じられない。アメリカ犯罪史上初の女性連続殺人犯、アイリーン・ウォーノスの実話を映画化した「モンスター」を観たときに圧倒された。そして、このMAD MAX のフュリオサ役は超ドンピシャ。エイリアンのシガニー・ウィーバーもそうだったけど、丸刈りが似合いすぎる。丸刈りでシャワーするのが超最高だったとセロンが言うので、思わず丸刈りしたくなる。ちなみに当初、フュリオサは赤毛の設定だったらしいけど、セロンが丸刈りを監督に提案したらしい。天才。

ANYWAY, ドラゴン・タトゥーの女のリサ・サランデルも、フュリオサも女性が闘うカッコいい映画で、虎狼の血は昭和のやくざ抗争の男くさい映画なんだけど、原作の小説は女性作家と知って妙に納得した。昔の映画だと「グロリア」も大好きで、やっぱりマフィアと闘うタフな中年マダムが主人公です。

時代はジェンダーレスだし、猫とは言え、女子だから、男子だから、的なテレオタイプを助長するようなデザイン(特に母の日、父の日なんかそれ)はポリシーに反するから気をつけないといけない、と実は思っています。まあ、猫社会にはそう言うのないかもしれないけどさ、ラブコのデザインは猫に服着せたりしてるし、二足歩行してもらってるから、注意が必要です。

ほとんど自己満足の世界かもしれないけど、例えば子供とかが、家事をしている猫の絵を見て、お皿洗ってるからこの猫は女子だな、とか思って欲しくないんですよ。そういうのを少しでも助長しないようにしないとね、と思うわけです。小さなこだわり。

画像2

今年の父の日グッズは皿洗いしているファンファンパパを描きました。

アイディアに煮詰まったり、ちょっと集中力が途切れるとついつい映画を観たくなるんだけど、メイキングとかを観たり、製作秘話を知ると「あー、私も頑張ろう」と思う。

ちなみにMAD MAX 怒りの〜は、撮影開始まで何度も苦難を乗り越えてなくてはいけなくて(何度も延期を余儀なくされた)、撮影もとても過酷だったらしく、みんなピリピリしてたらしい。実際に撮影が始まる前に、何百枚も絵コンテを描いたりしててすごいなあと思う。映画のメイキングを見るとみんな真剣で、命かけていてめちゃくちゃ励みになります。

直接は仕事と関係ないけど、やっぱり生きてるうちにいろんな映画みたり本を読んだりして引き出し増やしておいた方が良い作品も作れるよね、と思ったのでした。

よろしければラブコCATSにギャラをお支払いいただけると、猫たちが喜びます!