自称紳士の人②
色々散々なことをされたのに、
ランチデートに行くことを決意した私は遂にその日を迎えた。
(さ、お酒なしの自称紳士はどうなんだ?
でもいい年齢だし、しっかりリードしてくれるかなー?)
と思いながら待ち合わせた。
普通に挨拶をして、電車に乗り込む。
…?…んー?
なんか様子が違う。
もちろんお酒入ってないから様子違うのは当たり前だけど、めちゃくちゃ喋る人だったのが、
全然喋らん!!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
まさかこの人、緊張してる!?!
とりあえずランチを食べにお店に向かった。
行きたいって言ってたお店のはずなのに店の名前がわからず、場所は把握してるかと思えば曖昧で、なんかギコチナイ!!!!笑
なんとかお店に到着して
お寿司ランチをいただいた。
そして、会話は盛り上がらない( ̄ー ̄)チーン
まだで緊張してる!この人!!!
私が質問してなんとか沈黙は免れた。
お会計はカードで払ってくれて、
建前、私も財布を出して払うそぶりをしたら、
1000円だけ出すことになった。
…何故?笑
初デートでしょ?頑張ってくれよー!!
しかもカードで払ってんぢゃん!!笑
会えば会うほどマイナスにしかならず、
少し期待してはすぐにかき消されていった。
ランチ後は自称紳士の用事でAppleに少し寄り、その後コーヒーを飲みにもう一軒だけ行った。
そこでは少し緊張がほぐれたのか、
会話も始めよりはできるようになっていた。
ちなみにカフェは奢ってくれました。笑
今こうやって振り返ると、もっと早くに答えを出せれたはずなのに、言いたいことがうまく言えない私は、
なぜか次のデートの誘いを断ることができずに予定を入れていた。
(はい、まぢでアホです。)
別れてから、
『久しぶりのデートで、緊張してたんだよね!』
というLINEに、気付いてましたと返事をしながら、心のどこかで次なら変わるかな?と馬鹿すぎる発想をしていた。
次のデートの約束は2週間後。
その間、考えれば考えるほど、
『無い』の答えしか見つからなかった私は、
自称"本気"の自称紳士君に
しっかりとお断りをすることを決めた。
(はい、やっとです!!道のり長い!
もっと早くに言えたはずなのに、本当にアホです!!!笑)
ランチデートの2日後にたまたま予定が合い、話があることを伝えて会う約束をした。
当日、場所も確認して時間も伝えていたのに、
私が仕事終わるまで行きつけのバーで時間を潰していた自称紳士君は、
『ここにこない?』
と誘ってきたのだ!!((((;゚Д゚)))))))
コイツ、全然わかってない( ̄ー ̄)
私が「来れないなら帰るわ!」と言うと、
『急いで向かう!』と言って遅れて登場した。
焼き鳥屋さんに行って、
カウンターに座る私達。
いつ切り出そうか迷いながら
早めに伝えたほうがいいかな?と思い、
来て早々ではあったが、
『自称紳士の期待に答えられない。
友達以上の関係になれない。』と告げた。
すると、
なんということでしょう〜
(大改造!劇的ビフォーアフター風)
無言!!!
5分くらい沈黙が続いた気がする。
久しぶりの気まずい沈黙に耐えきれなくなった私が会話を切り出した。
そこから気まずい雰囲気もなくなり、少しづつ話しだした。
それでも私から話題をふらないと会話は続かず、
なんとかお腹も満たされ、伝えたいことも伝えたので帰ろうかと思ったら…
紳士『もう一軒行こう!
てか今日帰らないで一緒に居よう!』
と言い出した。
…あれ?話し聞いてた?(^-^)
私『いや、絶対帰るし、終電まで後30分くらいしかないから無理!』
と言うのに、
紳士『2人でもう一度話したい』と言い出す。
断れない病が発動した私は
時間に間に合うならと付き合うことにした。
そう、ここまで来なくてもわかる方はわかると思いますが、
私、押しに弱いんです。
ノーとなかなか言えないんです。(;_;)
店を出ると特に詳しいことを告げられず、
目的地が決まってるかのように歩き出す自称紳士君。
私がどこにいくの?と言うと、
紳士『ラブホ』
私『はっ?!』
私は歩くのをやめ、その場に止まると、
自称紳士君はそのまま少し進み、離れたところから私を説得し始めた。
紳士『君のことは本気だから!やましいことは一切ない!俺を信じて!2人だけで話したいんだ。』
私(やましいことがない?!信じて?!ラブホに行く時点でやましさMAXでしょ!)
私『絶対行くわけないぢゃん!』
ふと横を見ると漫喫があった。
私『2人で話したいならここでいいぢゃん!カラオケもあるよ!』
紳士『いや、そこぢゃダメ、いいから行こう!』
もうね、みっともない。笑
振られて最後にヤッときたかったのだろう。
でもね、みっともない!
そして、この何処が紳士なのだろうか。笑
私『もう時間もないから帰ろうか!』
というと、迫る時間に諦めたのか
微動だにしなかった距離感がどんどん近づいてきた。
(よし!これで帰れる!!)
と思いながら駅に向かうと、
自粛紳士君、最後の足掻き発動!!
通りがかりの別の漫喫に向かって
紳士『ここに行こう!』
と言い出した。
もう時間もないけど全然わかっていないし、
プライドが高い自称紳士君はカウンター席で振られた自分と周りの目も気にしてきっと何も話せなかったのだろう。
とも思っていた私は、もう一度ちゃんと話すために漫喫に寄った。
"2人の空間"になった瞬間、接近してきたー!
私はすかさず交わす。
全て交わす。
寄りかかってきたまま交わされまくって
どうしたらいいか分からなくなったのか、
そこから微動だにしないままの自称紳士君がいた。
(2人で話したいって言ったのお前やろ。)
と思いながら私がもう一度切り出した。
私『最初は少し気になったけど、会っていくにつれそれ以上の気持ちがわかなかった。
自称紳士君は自分のワールドが強すぎて、私はそれについていけない。
本気って言ってたから中途半端なことをするのはもうよくないと思った。
私は自称紳士君とは友達以上の関係にはなれない。』
紳士『ぢゃあ友達から始めよう?』
私(え、聞いてる??( ̄ー ̄))
私『いや、そこから始めても変わらない。』
紳士『俺に何か落ち度があった?』
私『あった。
私は気になった人のことは知りたくなるから色々質問したり聞きたくなるけど、自称紳士君はそういうのが一切なかった。
だから本気って言われても信じれない部分があった。』
紳士『あー、俺はそういうスタイルぢゃないんだよね!わざわざ聞くより会って知っていくっていうか!…』
私(会っても質問しないでどうやって知っていくの?笑
え、あなた超能力者?!
もう、この人は何を言ってもダメだ( ̄∀ ̄) )
私『後ね、初めて2人で飲みに行った時に1人にされることが多くてすごく嫌だった。』
(後出し女↑嫌なパターンですね〜
私も振り返りながら思いました。笑)
紳士『あー、あそこはね行きつけだから場所がダメだよね。2人だけなら1人にさせないよ。でも、それはごめん。』
私(この人、言い訳ばかりだな。)
2人『…』
紳士『ぢゃあ、次の約束の日は無しのがいい?』
私(…やっと理解してくれた?!)
私『うん、次の約束は無しがいい!
…ぢゃあ行こうか。』
そして、やっと帰宅することができた。
いやー、長かったー!!!!
ここまで読んでくれた方!!
アホすぎるこのストーリーに
お付き合い頂き本当にありがとうございますm(_ _)m
もうね、自称紳士君の女性をおもてなすことの下手くそ加減には驚くばかりでしたが、
その一方で自分のアホさ加減に、はっきり伝えられないダメさ加減に痛感している次第です。
何度書くのをやめたくなったことか…(;_;)w
でも、この機会があったお陰で
自分の恋愛感を振り返り、冷静に分析することもできました。
すぐに変えれないけど、
もっとはっきり伝えられる人になれる努力をしようと思いました!
もっと素敵な人に出会えるために❤︎(>_<)
さ、次の男性へ行きましょう!!!笑
本物の紳士に出会うべく…🌹
Thank you for reading my love diary.
I hope you have a wonderful encounter🌹
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