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シリーズ「伝えたい言葉」をお届けするにあたって

私はある高校で校長をしていたことがあります
校長は言うまでもなく学校運営の最高責任者ですが
その職責の大きさとは裏腹に
個々の生徒との接点はあまり大きくありません

法律上、校長は授業をすることができませんし
部活動の顧問として生徒を指導する機会もまずありません
生徒の側から見たら、行事や式の時に出てきて
やたら長い話をするおじさん(男性と限りませんが)といった
イメージなのだと思います

講話や式辞が、生徒との限られた接点であるならば、
自分の伝えたい思いをその言葉にのせて彼らに届けよう
わかりやすい言葉で、記憶に残るメッセージを伝えよう

ほかにやるべきことをたくさん抱えていてどれだけ多忙な時でも、
きちんとテーマを掘り下げて原稿を用意し、
「思いつきでダラダラと長話をするおじさん」になるのだけは
やめよう、と決心しました

子どもたちの感性や発信力を侮ってはいけません
そして、彼らの背後には、必ず子どもの成長を見守っている
保護者の方々の存在があります
今日学校で校長がこんな話をしたよ、と家庭で話題にのぼる可能性を
常に意識して内容を考えました

このシリーズでご紹介するのは、
私が実際に生徒たちに話して聞かせた講話や式辞の一部です
noteで公開することを前提に、改変・修正を加えていますが、
基本的に地方都市の普通科高校に通う高校生を対象としています

読者の皆様には、この点を踏まえてお読みいただければ幸いです








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